cURL はあるプロジェクトの名前です.この名前は "Client for URLs" にかけてあり,元は "URL" を大文字で書いて, URL を扱うものだというのをはっきり示すようにしていました.これは "see URL" (URL を見よ,参照せよ) とも発音できますし, "Client URL Request Library" の略称にもなりますし,再帰的なのもアリです: "Curl URL Request Library"
プロジェクト cURL は2つのプロダクトを作っています:
- libcurl
- フリーで使い易いクライアントサイドの通信ライブラリで, FTP, FTPS, HTTP, HTTPS, GOPHER, TELNET, DICT, FILE や LDAP に対応しています. libcurl は HTTPS 認証, HTTP POST, HTTP PUT, FTP アップロード, kerberos, HTTP form によるアップロード,プロキシ,クッキー,ユーザとパスワードに基づく認証,ファイル転送時のレジューム, http プロキシのトンネリング等に対応しています!
libcurl は移植が容易で,以下を始めとする数多くのプラットフォームで全く同じようにコンパイルでき,そして働きます: Solaris, NetBSD, FreeBSD, OpenBSD, Darwin, HPUX, IRIX, AIX, Tru64, Linux, UnixWare, HURD, Windows, Amiga, OS/2, BeOs, Mac OS X, Ultrix, QNX, OpenVMS, RISC OS, Novell NetWare, DOS 等々...
libcurl はフリーソフトウェアで,スレッドセーフで, IPv6 に対応しており,多機能で,サポートも手厚く,高速です.
- curl
- URL を元にファイルをやりとりするコマンドラインツールです. curl は libcurl を使うので,上記のものを含む多様なプロトコルに対応しています.
curl と cURL は,最初の 'k' を発音して [kurl] と呼びます.