若干タイトル詐欺で、計算量理論と暗号理論で扱う問題の種類がなぜ違うのか?という自分が長い間感じていたが調べたり考えたりせずに放置していた疑問の話をする。あと厳密にはタイトルの言っていることは誤りだと思っていて、計算量理論の入門的な講義を受けた後に出る感想を想定している(もっと高度な講義なら、離散対数問題を扱う場合もあるかな?と思うため)。 計算複雑性の入門的な講義や、アルゴリズムとデータ構造の講義を受けたとする。すると、例えばNP完全問題ってのがあってハミルトン閉路問題とかがあるみたいなことを勉強することになる。P問題とNP問題の関係性とかNP完全問題の帰着とかを勉強すると、それで半期の講義が…