言葉当てゲーム
ある名詞を、他の名詞によって連想させ、回答させる。
2チームで争い、先に回答できた方が勝ち。或いは少ないヒント数で当てた方が勝ちとなる。
ヒントに用言や答えに含まれる漢字を含んではいけない(違反ヒント)
かつてNHKでこのゲームを素材にした番組を放送していた。
さらに詳しい詳細
- 1968年にNHKのワンコーナーの番組としてスタート。1969年から一番組として独立して放送開始。
- 「ある言葉」を答えに男女キャプテンが互いにそれにヒントとなる言葉をいい、それは何かを答えるゲームである。単純な言葉遊びの感覚のクイズとして1991年まで22年の長寿番組になった。
- キャプテンは白組は加藤芳郎で「番組の顔」のような存在だった。また、紅組は前時代の中村メイコから江利チエミ、天地総子、水沢アキ、中田喜子、藤田弓子と続いた。
- 出演者は男女それぞれ5人。1枠はリーダーで、3枠、5枠はレギュラーだった。
- NHKには映像が番組末期しか残っておらず、2014年からNHKでは番組発掘プロジェクトと題して当時の映像を残してる視聴者から提供を呼び掛けている。
- 放送終了後、2003年に復刻版。2005年に「きよしとこの夜」のワンコーナーで、2006年には「お宝TV」でそれぞれ一夜限りの復活として放送。「伝えてピカッチ」でも「カタカナ禁止」の連想ゲームがある。それだけNHKに親しまれた番組だ。
- ちなみにこれを模範にした番組はテレビ朝日で放送された「ヒントでピント」というところだろう。
主な出演者
ウィキペディアでは初期にはレギュラー回答者はこれという人はいなかったが、1972年ごろからレギュラー解答者が出るようになった。
- 女性キャプテン=中村メイコ→江利チエミ→天地総子→水沢アキ→中田喜子→藤田弓子→(復刻版)原日出子
- 女性1枠=安達瞳子→ロミ山田→坪内ミキ子→市毛良枝
- 女性3枠=壇ふみ→山形由美
- 女性5枠=木原光知子→岡江久美子→中井貴恵→中村あずさ
- 男性キャプテン=加藤芳郎→(復刻版)春風亭小朝
- 男性1枠=三橋達也→田崎潤→渡辺文雄→江守徹
- 男性3枠=山田吾一→田崎潤→大和田獏→辰巳琢郎
- 男性5枠=杉良太郎→坂本九→大和田獏→水島裕→宍戸開
映像保存状況
- 完全に残っているのは1989年4月以降とされており、2003年の再放送でも使われた。
- 横浜の放送ライブラリーでは1991年1月16日放送の回を無料視聴と保存が少ないとされた。*1
- 放送終了して20年近くしてNHKに視聴者などから提供してる。最古は1979年3月28日。
- NHKアーカイブスでは1984年4月以降の放送も現存しており、登録作業を行っている(2017年5月現在)
- だが、キャプテンが天地総子時代の「連想ゲーム」はいまだに発掘されてない状態である(2017年5月現在)
上記以外の備考
- この番組が始まった1969年当時は男性キャプテンは小沢昭一が務めたが、のちに加藤芳郎が務める。
- 加藤芳郎の代理キャプテンを三橋達也や渡辺文雄が担当したこともある。これ以外では2006年の「お宝TV」での男性キャプテンは江守徹が担当。
- 復刻版はテレビ50年を記念してのリメイク版で2003年3月に放送された。*2
- 司会はこれまで9人いた。中江陽三は、1972年から74年まで務めたが、その後、代理で司会を担当したことがある。
- 上記以外の解答者で、代理で出演したことがあるのは、女性チームは、浅茅陽子、和田アキ子、由紀さおり、手塚理美、藤吉久美子、土田早苗、萬田久子、山口智子。男性チームは、田山雅充、林家こぶ平、宅麻伸など。
- 田崎潤は、非常に声が大きかったため、マイクなしで置いていたという。
- 最後の見せ場は「1分ゲーム」で1分以内に違反ヒントなくで何個答えられるかという真剣勝負のゲーム。1問正解につき10点である。
- 「1分ゲーム」は、初期から20年近くは16問出題。最末期は13問出題。違反ヒントなしですべてできればボーナスの50点加わった。*3 *4 *5 *6 *7 *8
- キャプテンと解答者で出た中村メイコは、2013年12月の再放送でキャプテンだった当時、生放送で本番15分前に台本ができて、ヒントはその場で考えるという冷や汗ものだった。のちに、ゲスト解答者として出演したとき、キャプテンは「自分で答えを考えて出すもの」と思ったエピソードを語った。
- 逆を言えば、復刻版でキャプテンを務めた春風亭小朝はかつて回答者で出たときはヒントを出すのは楽と思ったら、実際にキャプテンがヒントを出すのは大変と語った。
- 最終回は、現レギュラーに加えて、当時のレギュラーも出演。男性チームは、1枠の江守徹に加えて、かつての渡辺文雄、三橋達也。女性チームは、長い間、親しまれた坪内ミキ子と壇ふみが出演した。
- その最終回の「1分ゲーム」は、男性は「金」。女性は「銀」。両チームとも1分以内に13問すべて答えられて、違反ヒントなしでパーフェクト達成。優勝は女性チーム。「史上最強のメンバー」の強豪だったことを藤田弓子が自信たっぷりに言うシーンがあった。