NHKの2013年度前期の連続テレビ小説「あまちゃん」の登場人物。通称、太巻。 古田新太が演じる。 業界の大物プロデューサーで、芸能事務所「ハートフル」の社長。 鈴鹿ひろ美のデビュー曲「潮騒のメモリー」をヒットさせ、事務所を設立。 上野に劇場を持ち、2003年「アメ横女学園芸能コース」をデビューさせ「涙目セプテンバー」「暦の上ではディセンバー」などのヒット曲を生み出した。
あまちゃん 第23週「おら、みんなに会いでぇ!」第135話(脚本:宮藤官九郎、演出:井上剛 (C) NHK)より 純喫茶『アイドル』でスリージェープロダクション社長の天野春子(小泉今日子)は所属タレント天野アキ(のん)担当マネージャーの水口拓磨(松田龍平)にこう言った。 天野春子「(腕組みして考え事をしながら)やっぱり帰りたいのかしら。」水口拓磨「(雑誌を読みながら)え?」天野春子「(色々と思い出しながら)アキ、あの子、岩手に帰りたいのよ。」 迂闊にも水口は春子に指摘されるまでアキの気持ちに気がついていなかった。2011年5月20日。ライター(滝藤賢一)からの取材に応じて話すアキを観ながら水口…
あまちゃん 第22週「おらとママの潮騒のメモリー」第132話(脚本:宮藤官九郎、演出:吉田照幸 (C) NHK)より 純喫茶『アイドル』では鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)がスリージェープロダクション社長の天野春子(小泉今日子)、そして黒川正宗(尾身としのり)と会っていた。鈴鹿ひろ美のファンの甲斐(松尾スズキ)の様子からも後でわかるが鈴鹿ひろ美は初来店である。その用件は 鈴鹿ひろ美「ですから、スリージェープロダクションに所属させていただきたいのです。」 当然、驚くこの人達。 天野春子「鈴鹿ひろ美が!」甲斐「(コーヒーを出していたのだが)鈴鹿ひろ美? (鈴鹿ひろ美をみて)うわあ! 鈴鹿ひろ美!!」 慌…
あまちゃん 第22週「おらとママの潮騒のメモリー」第131話(脚本:宮藤官九郎、演出:吉田照幸 (C) NHK)より 2010年の暮れ、天野アキ(のん)は映画『潮騒のメモリー』の主題歌『潮騒のメモリー』のレコーディングに呼ばれた。その場にいたのは太巻(古田新太)、河島耕作(マギー)。スリージェープロダクションからは水口拓磨(松田龍平)の他に社長の天野春子(小泉今日子)が来ていた。Take 1が録られたが、その時、春子は歌うアキの姿が若い頃の春子(有村架純)に見えていた。太巻はレコーディングの最中なのにガラケーをいじってばかり。そして1時間後。レコーディングの結果は微妙な感じで、河島の話も上の空…
あまちゃん 第21週「おらたちの大逆転」第123,124話(脚本:宮藤官九郎、演出:梶原登城 (C) NHK)より 『潮騒のメモリー』の主役オーディションの二次選考にアキ(のん)は臨んでいた。明らかに前のめりの鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)に対して太巻こと荒巻太一(古田新太)は小野寺薫子(優希美青)を残したがっていたのだが、鈴鹿ひろ美の演技指導(だと思う)に合わせてアキが言うのを観ていた太巻はアキの姿がこう見えていた。 天野春子(有村架純)「母ちゃん、私、しんすけさんが好き。だから島を出ます。」 隣を観ると 鈴鹿ひろ美「好きにすりゃ良いべ。さっさと行げ。」 そして前を見直すと 天野春子「親不孝ばか…
あまちゃん 第21週「おらたちの大逆転」第122話(脚本:宮藤官九郎、演出:梶原登城 (C) NHK)より 映画『潮騒のメモリー』のオーディションでGMTのメンバーと再会したアキ(のん)。無頼鮨にそのまま行った。カウンターに座った一同。水口(松田龍平)と正宗(尾身としのり)もいた。GMTのメンバーは寮の場所がバレたので転居したという話になり、週刊誌に好き勝手書かれているという話になり、そこから、アキの場合はどうかという話になり、さらに入間しおり(松岡茉優)が無邪気にこう言い出した事から話がおかしく、もとい、面白くなってきた。なおこの場に小野寺薫子(優希美青)はいなかった。 入間しおり「彼氏でき…
あまちゃん 第20週「おらのばっぱ、恋の珍道中」第120話(脚本:宮藤官九郎、演出:桑野智宏 (C) NHK)より 映画『潮騒のメモリー』がリメイクされる情報が種市浩一(福士蒼汰)から天野アキ(のん)もとい天野春子(小泉今日子)に伝わった。スポーツ紙にも主役を一般公募すると言う記事が出た。リアスでもその話で持ちきりになった。 そんなある日。水口(松田龍平)は河島(マギー)と純喫茶『アイドル』で待ち合わせをした。後でわかるが、どうやら河島の方から話を持ちかけたようである。世間話に見せかけて、応募者の人数を確認する水口。さらに 水口拓真「うちの天野アキも出しますから、書類、ダメ元で。」河島耕作「あ…
あまちゃん 第20週「おらのばっぱ、恋の珍道中」第119,120話(脚本:宮藤官九郎、演出:桑野智宏 (C) NHK)より GMTは伸び悩んでいた。そこで荒巻太一(古田新太)は起死回生の策、というのは正確な表現ではないのだが 荒巻太一「太巻、映画作ります。」 と言うわけで、ある日の夜、無頼鮨に荒巻太一は鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)を呼び、河島耕作(マギー)を同席させた。事務所のタレントを起用して、あの『潮騒のメモリー』をリメイクすると言うのだ。さて荒巻が持ってきた資料には 『潮騒のメモリー』監督・荒巻太一(交渉中) と書かれていた。なので 鈴鹿ひろ美「『(交渉中)』と言うのは?」 と尋ねたが、返…
あまちゃん 第19週「おらのハート、再点火」第113話(脚本:宮藤官九郎、演出:吉田照幸 (C) NHK)より 荒巻太一(古田新太)は雑誌を見てGMT5の順位が落ちていないと御満悦だったが、話の相手をしていた河島耕作(マギー)の表情は凍りついた。なんと雑誌の裏表紙に神技ゼミナールの広告が載っていて、天野アキ(のん)の写真も載っていたからだ。河島は慌てて雑誌を回収したのだが今度は太巻が観ているスポーツ新聞の裏にドーンと例の広告が載っていた。ここから河島はありとあらゆるものを隠蔽しまくった。例の広告が載っているからだ。雑誌入れの雑誌もひっくり返し、社員が持っている団扇を奪い取り、クリアファイルやら…
あまちゃん 第19週「おらのハート、再点火」第111話(脚本:宮藤官九郎、演出:吉田照幸 (C) NHK)より 水口(松田龍平)がハートフルからスリージェープロダクションに転職して天野アキ(のん)のマネージャーになったものの、やはり彼の営業努力だけではアキを売り込むのには限界があった。GMT5のデビューもあり、アキは本来なら自分もメンバーとして舞台に立っているはずなのにという愚痴を春子(小泉今日子)にぶつけてしまった。アキはユイが袖が浜の駅でトンネルに向かって「アイドルになりたーい」と叫んだ事を思い出し、東京都(ただし世田谷区ではなくて港区にある)愛宕山のトンネルに向かって 天野アキ「オラもア…
あまちゃん 第18週「おら、地元に帰ろう!?」第108話(脚本:宮藤官九郎、演出:井上剛 (C) NHK)より さて天野アキ(のん)は純喫茶『アイドル』でアルバイトをしていた。アキを絶対にアイドルにして見せると啖呵を切った天野春子(小泉今日子)は、ああは言ったもののする事もなく、黒川正宗(尾身としのり)のマンションに居着いてボーっとしてテレビを観ているか家事をするだけだった。甲斐(松尾スズキ)は年取っただけで相変わらずアイドルオタクのままである。やはり鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)のファンのままでSuicaのチャージができないと言い出す鈴鹿ひろ美をテレビで観て 甲斐「かわいいなあ。発音が果物の方に…
NHK朝ドラの「らんまん」が最終回を迎えました。近年の朝ドラにありがちな途中でストーリーが破綻することもなく、高視聴率で評価も高いようです。 ちなみに、この前の朝ドラ(舞い上がれ!)終了時に下記のように書きました。 ----------- 子供時代が素晴らしかったのに、大人になったら普通の演出になってしまった気がします。もちろん最近の子役の演技が凄いという事もありますが、どうも番組開始は視る人の興味をひくため力を入れて演出していたのですが、そのうちマンネリ化して手抜きになったのではないか?と思っています。「らんまん」は実在の人をモデルにしているので、ある程度ストーリーに統一性があると思われます…
(あー昨日折角途中まで書いたけど、眠くなってきたから下書き保存したつもりが、記事がごっそりそのまま消え去って行ったよー( ノД`)シクシク…だから最初から書き直しだよー) なんだか朝ドラの話を書くなんてこれ、“やってみた!”ちゃうやん?って思われた皆様。 だって… たいしてやってみたことが… ないんだもんっ! 威張って書くな>自分 そんなわけで、朝ドラの話を書いてみようと思います。 「てるてる家族」についてです。 え?今放送中の「らんまん」じゃなくて? ええ。「らんまん」ではありません。いつかどこかでこの話はしたいとは思いますが、今日は「てるてる家族」です。 しかし「てるてる家族」は今再放送し…
あまちゃん 第22週「おらとママの潮騒のメモリー」第132話(脚本:宮藤官九郎、演出:吉田照幸 (C) NHK)と第23週「おら、みんなに会いでぇ!」第133話(脚本:宮藤官九郎、演出:井上剛 (C) NHK)より 足立ユイ(橋本愛)の元には次のチケットが天野アキ(のん)から届いていた。 天野アキ×GMT5 ファーストコンサート東京EDOシアター A列13席<日付>2011年3月12日OPEN:18時40分 START:19時00分 アキもGMTのメンバーもレッスンに明け暮れていた。『潮騒のメモリー 』に合わせてコンサートを行なう事になったのである。まあ天野春子(小泉今日子)は妥協したのだろう…
あまちゃん 第22週「おらとママの潮騒のメモリー」第129話(脚本:宮藤官九郎、演出:吉田照幸 (C) NHK)より 映画『潮騒のメモリー』の主題歌『潮騒のメモリー』を誰が歌うのかについてハートフルの荒巻太一(古田新太)と河島耕作(マギー)およびスリージェープロダクションの水口拓磨(松田龍平)とで話し合いが持たれた。話の内容については割愛しよう。太巻が折衷案と称して次の案も含めたものをいくつか出して話し合われたのである。水口がやり難いと感じた事だけ書いておこう。 なおスリージェープロダクション社長の天野春子(小泉今日子)はその頃、スナック『梨明日』にいた。水口は北三陸観光協会にその案をファック…
あまちゃん 第18週「おら、地元に帰ろう!?」第106,107,108話(脚本:宮藤官九郎、演出:井上剛 (C) NHK)より 太巻(古田新太)には密着取材がついていた。後日、その取材内容は『ドキュメントA』という番組として放送された。その内容を簡単に書こう。我ながら狡いタイトルだが、こうなっているから仕方がない。その番組の…ナレーターは…田口トモロヲ…だったので…『プロジェクトX』が…元ネタだと…思うかもしれないが…作風は明らかに…『仕事の流儀』…が元ネタである。 さて太巻はGMT5のために自分が作詞作曲した曲「地元に帰ろう」のレコーディングに「立ち会って」変更を加えた。その変更内容とは A…
あまちゃん 第18週「おら、地元に帰ろう!?」第105話(脚本:宮藤官九郎、演出:井上剛 (C) NHK)より 天野春子(小泉今日子)は東京EDOシアターに出入りし、色々と口出しするようになっていた。その様子を苦々しく思う太巻に呑気にも 水口拓磨(松田龍平)「いやあ、指導が適切で助かってます。」 と報告。火に油を注ぐ事態となっていた。ステージ衣装作れと言い出すぞと言う太巻に、もう言われましたという水口。GMTのメンバーが全員、衣装を着て登場。水口はその請求書を太巻に見せた。その金額は5人で12万円。それを見て 荒巻太一「あの薄汚えシンデレラの娘ぇ!」 と太巻は言うのであった。 なお、太巻のセリ…
あまちゃん 第18週「おら、地元に帰ろう!?」第103,104話(脚本:宮藤官九郎、演出:井上剛 (C) NHK)より ついに天野春子(小泉今日子)の話は核心に入ったが、微妙に真相を隠して話していた。真相を知らない鈴鹿ひろみ(薬師丸ひろ子)と違ってアキ(のん)(と水口(松田龍平))は気が気ではなかった。ついに極度の緊張で「うわー」と叫んでしまった。 鈴鹿ひろみ「それ、ここでは良いけど、本番でやったら一発で降ろされるわよ。」 と一応、注意。その後も恐ろしい話が続いたが 天野春子「(アキは)アイドルだったんですよ。鈴鹿さんの前で言うのも変なんだけど歌が上手くてもお芝居が上手でも、それだけじゃアイド…
あまちゃん 第17週「おら、悲しみがとまらねぇ」第98,99話(脚本:宮藤官九郎、演出:梶原登城 (C) NHK)より 天野アキ(のん)が掃除をしていると有馬めぐ(足立梨花)が合宿所を出るところに出会した。曰く 有馬めぐ「当分、彼んち泊まるから。」 アキが奈落にも門限はあることと恋愛御法度だと一応言うと 有馬めぐ「バレなきゃ良いんでしょ。」 と歯牙にもかけなかった。 ところが有馬めぐが男と一緒にいるところを週刊誌に抜かれてしまった。荒巻太一はGMTのデビュー曲を作曲していたのだが、それを中止にすると宣言。水口はGMTのメンバーのことを思って抗弁したのだが荒巻の方針は変わらなかった。 荒巻太一「…
あまちゃん 第17週「おら、悲しみがとまらねぇ」第99話(脚本:宮藤官九郎、演出:梶原登城 (C) NHK)より アキ(のん)は岩手物産展のために上京した足立ヒロシ(小池徹平)と一緒に純喫茶『アイドル』へ行った。そこはまだ甲斐(松尾スズキ)が営んでいて、鈴鹿ひろみのレコードも飾られていた。思い切ってアキは甲斐にこう言った。 天野アキ「あのう、私、以前、ここでバイトしてた、天野春子の娘です。」 それを聞いた後、口を開けて驚く甲斐。だが、続けて出てきた言葉は 甲斐「ここにあったあ!」 無くしたと思ったリモコンがアキとヒロシが座っていた席のそばにあったのである。それはテレビのリモコンだった。ちょうど…