モンテーニュ『エセー』第1巻第32章(第31章)「神の命令に口出しして判断するのは、慎重にしなくてはいけない」を読了する。 彼は形而上のことには立ち入らない。キリスト教徒であれば、幸も不幸も神慮と考え、人知を越えることは神に感謝しつつ受け取ればそれでよいのである。 宗教戦争の時代、戦いに勝てば神の承認として喜び、自派の信仰の土台としようとした。これにモンテーニュは反発する。 Essais, Les作者:Montaigne, Michel DeImprint unknownAmazonエセー〈2〉作者:ミシェル・ド モンテーニュ白水社Amazon Il se faut contenter de …