【 Rex Stout : 1886-12-01 〜 1975-10-27 】
アメリカの本格ミステリ作家。名探偵ネロ・ウルフの創造者。
1939年発表 ネロ・ウルフ6 大村美根子訳 光文社文庫発行 前作『料理長が多すぎる』 次作『我が屍を乗り越えよ』 粗あらすじ 愛する蘭の出品のため重い体を動かしたウルフは、旅路の途中で自動車事故に見舞われる。運転者兼助手のアーチー・グッドウィンと、二人して助けを求めて牧草地に足を踏み入れた矢先、怒声が飛んできた。彼らの命は一頭の牛に握られていたのだ。かくして、その全米チャンピオン牛シーザーとかかりあいにあった二人は、シーザーをめぐる数奇な事件に巻き込まれることになる。 いやあまず題材がいいですね。全米チャンピオン牛って響きもいい。巨牛シーザーと巨漢ウルフの対比も良いし、アーチーと美女リリーの…