レオ・シュトラウスの『自然権と歴史』ぼちぼち。いい本ですね。古典啓蒙主義から実存主義まで、歴史主義という事件を踏まえて一気に描きだす力技。かつ、近代の自然理解が間違っているのが諸悪の根源だとして、古代に遡行する。かなりデカい哲学体系で、しかも魅力的。ピピン先生の反論はポジショントークかなと、正直思ってしまわんでもないほど。手強い。でもいい本ってことだ。 自然権と歴史 (ちくま学芸文庫) 作者:レオ・シュトラウス 筑摩書房 Amazon ピピン関連でもうひとつ。映画を見た。ヒッチコックの『疑惑の影』。 疑惑の影(吹替版) テレサ・ライト Amazon んー、ヒッチコックの偉さって、わたしやっぱり…