エレキギターがまだ駆け出しの頃、大きな音をいかにして出すかと考えられ作られたギター。 ボディに「リゾネーター(金属製の共鳴版)」が取り付けられ、振動が増幅されて大きな音が出る仕組みになっている。 DOBRO社が有名な為、この種のギターをすべて「ドブロギター」と呼ばれる方が多いが、正式にはDOBRO社のギター以外は「リゾネーターギター」と呼ぶ。ブルースやハワイアンでの使用がほとんどで、オープンチューニングでスライドバーを用いて演奏。
【蔓延筆】・・・筆がはびこってイトミミズのようにのたくり、一向に収束しないさま。 *** 万年筆ばなしのつづき。 krokovski1868.hatenablog.com しらべていくと羽根ペンの時代がとにかくながい。19世紀にはいってようやく、ペン先が金属のつけペンが登場し、普及しはじめる。順序としては羽根ペン―スチールペン―万年筆。万年筆は軟筆なので、筆の延長という意味ではわれわれと親和性はたかいといえる。 書くスピードをゆっくりにするには、ペン先をやわらかくすればいいんじゃないのということで、14金から18金にかえる、というような芸当は財布のかるい私には不可能なので、このまえ実家でもらっ…
Dobro・・・ドピエラ・ブラザーズの略。スロバキア語で「good」を意味する。 *** ドブロギターばなしのつづき。 krokovski1868.hateblo.jp ドブロが生まれたのは1920年代のことで、当時はエレキがなかったため、音量を稼ぐためにこのようなギターが考案された。初期はスクエアネックで、弦高はたかく、抱えてプレイするのはむずかしかった。 そのころのギタリストたちは管楽器にまけない音量のギターをもとめていた。しかしながら、ピックアップもアンプもなしに音を大きくするというのは、たいへんなことだった。 ミュージシャンでボードヴィルのプロモーターでもあったジョージ・ビーチャムとい…
どぶろくではなくて。ドブロギターばなしのつづき。 krokovski1868.hateblo.jp 岡山の中心地にあらたに楽器屋ができたときいて、写真をみていたらなんとドブロが映っている。どうやらエピフォンから現行品がでているらしい。これは、行って弾いてみるしかない。 ドブロとは1920年代に生まれたレゾネーターギターのブランドである。要は金属板をはったギターだが、ボディぜんたいが金属のものと、木とハイブリッドなもの、コーンの数、大きさと配置、ネックがスクエアかラウンドかなどでわかれてくる。 ドブロとナショナルが二大ブランドで、やはりというか、ハワイアンつながりらしい。スクエアネックはラップス…
朝起きてごはんを食べ、はたらき、かえってきてごはんを食べ、ねむる。平凡なくらしのなかにしあわせはつまっているという。ほんとうかyo! *** アコースティックギターばなしのつづき。いちおう、例のFG-201はもらった恰好になったので、またもちものがふえてしまった。 krokovski1868.hateblo.jp まあいい、また返せばいい。そのほうが互収がたかくなって、かえっていいかもわからない。 もちものは整理しないと、ということで、しらべてみたら、FG-201はやはり1970年代後半につくられた廉価品だった。ヤマハのFGシリーズは現在もつくられているらしいので、息のながいモデルではあるみた…
素人選・旅行でつかえるかもしれないハワイ語たち。 アロハ Hello マハロ Thank you マリヒニ Tourist カマアイナ Native people ハウレ Foreigner アイナ Land ヴァイ(ワイ) Water カハカイ Sea マラマ Take care ちなみにワイキキは「たくさんの水」という意味らしい。 *** スライドばなしの経過報告。 krokovski1868.hateblo.jp SB食品の小瓶シリーズ。パセリがコンケーブ、クミンシードがハリススライドと似た形状になっている。内径も小指にジャストフィット。山椒の瓶がストレート形状だったのでよさそうだが、鰻…
あたらしく便利な道具をもとめるまえに、手もとのものでもっときめ細かく暮らすやりかたがあるのではないか。さもないと他人がのこしたものをすこしずつ吸収するだけで人生がおわってしまう。 *** それにつけてもギターはいい。軽量で持ちはこべて、チューニングもいじれて、それなりに音量もでる。和音もだせるし弾きながら歌うこともできる。エレキもあるし、いいことづくめである。 仲間もたくさんいる。ガットギター、ドブロ、ウクレレ、バンジョー、マンドリン、きりがない。折角だからガットとドブロくらいは持ってみたいものである。 アーチトップギターもむかしから気になっている。ギブソンのLシリーズは見た目、雰囲気ともに1…
ドブロを試奏してきたはなし。 krokovski1868.hateblo.jp 妻子とともに実家へ顔をだすついでに、件の楽器屋へ出向いてドブロを触ってきた。案のじょうというか、売れずにのこっていた。 予想に反して、ふつうのアコースティックギターとそこまで音量はかわらない。トーンに特徴はあるものの、CDで親しんだ音よりはかなりマイルド。ラウンドネックで弦高も通常とおなじ。なんならウチのFGよりらくに押弦できてしまう。 ボディはうすくて抱えやすい。いっぽうで、メタルコーンがくっついているため、かるくはない。弾いているときの感触はどことなくオベーションに似ているようにおもった。 音にしてもプレイアビ…
昨日は府庁の観桜祭で恒例のライブでした。 フォーク&カントリーミュージックコンサート 今回は京都新聞で告知されてなかったので、 お客さんの入りは去年の観芸祭みたいに、 最初からギュウギュウってことはありませんでした。 8分~9部入りくらいでしょうか。 立ち見しなくていいくらいの入りでした。 おかげで初めて議席に座れた人は、 すごくクッションがよくて長時間でも疲れなかった とおっしゃってました。 中庭では京都府の公式キャラクター、 まゆまろ君の撮影会が! バックの桜は4分咲きですって。 コンサートは11時30分に開演です。 出演は年齢順(高い順)ってほんまかいなあ。 ヒュージョン(小川博重さん+…
ワイキキレコードとBar雨による上野公園野外ステージでの音楽イベントに、夢見る港がラインナップ!ということで、夏に引き続き行ってきました。つい数日前まで激しい風雨続きで大荒れのお天気だったけど、当日は最高気温24℃くらいの晴天で、野外イベントにはこれ以上ない日和。たぶんワイキキ坂本さんの人徳なのではないかしら…。お昼ごろの上野周辺はすごい人出。12時にいったん会場に入ってから、入退場自由なので開演まで公園をひと巡り。桜の開花はまだちらほらだったけど、花見客、そして外国からのツーリストでにぎやか。 さて、あらためて会場へ。 “ワイキキと雨のお花見コンサート”2024年3月30日(土)上野恩賜公園…
昨日、お知らせした通り、 西宮フォートワースでのライブ、 出演させていただきました。 オープン23周年になるのですね。 Fort Worth というのはテキサスにある町の名前で、 カントリーシンガー・ジョージ=ストレイトの歌、 「Does Fortworth Ever Cross Your Mind」 (フォートワースを一度でも、思い浮かべてくれるだろうか) に、タイトルとして、歌詞として出てきます。 玄関を入るとカウボーイブーツがいっぱい並んでいて、 これ売り物ですか? とお店の人に訊いたら、 オーナーの福原さんのブーツです とのことでした。 カウンター席の柱には拳銃(コルト45?)が飾られ…
(1/17) 11月。ブルースボーイ ガッキーさんに教えられ、広島県三原市まで清野美土さんのライブに行った時、岡山県に住む立山青さんの演奏を聴いた。 ナショナルのリゾネーターギター(ドブロギター)とブルースハープの弾き語り。 ぶっ飛びました。 ドブロギターでブルースというと自分はまずサン・ハウスを思い出すけど、むしろロバート・ジョンソン。そのスタイルを取り入れながら、自分のオリジナルを確立されていた。そして、まだまだ進化そうだ。 山陰のブルース好きな人達にも聴いてもらいたい! 水木ロードブルースファクトリーや、山陰で一推しのブルースバンド・カモ虫、出雲のブルーズ愛好家・kenji fujita…
「 “私の壊れたダムニェンを修理してやるというので任せたらデタラメにされた!” と怒ってる人のブログを読んだことあって…ピースケさん…じゃ…ないですよね?」と尋ねられたことがあります。違う違う、知らない、そんなん俺じゃねえです。 俺が携わるんなら打ち合わせを経て完ッ璧にやるし、怒る持ち主だったら直す前に説教だわ、 怒るだけの正統な解釈を存じてんなら人に任せないで自分で直しゃいいんだよ。 自分の愚かな判断、未熟な腕前の露呈を、正しい異文化理解ッ!で隠す人なんだろうか。 自分でなさいっつの。簡単だろうよダムニェン修理なんか。 ★ キミに耐えられるか?! “民族音楽”研鑽の影の虚しさをドリドリモグモ…
ジョン・レノンの最高傑作アルバムはどれか? ひとによってはジョンの魂かもしれないし、もしくは心の壁、愛の橋かもしれない。 はたまたダブル・ファンタジーを選ぶひともいるだろう。 けれどそれはジョンの熱心なファンにとってのそれぞれの最高傑作であり、世間一般に提示するジョンの最高傑作アルバムは、やはりイマジンということになろう。 リリースは1971年、英米ともに1位を記録し、ロングセラーになった作品で、ジョン・レノンの代表的なアルバムだ。前作ジョンの魂に続きフィル・スペクターを共同プロデューサーに迎えている。 なぜ本作がジョン・レノンの最高傑作なのか、ジョン・レノンの凄さとはどういうところなのか、そ…
今日は雨が心配だったが何とか天気は 持ってくれた。よかった。 いつものとおり、ラジオで大相撲を聴きながら 5分前くらいにクラスタへ到着したが、すでに佐々木さんが 来店され、開店をまっていた。早い。 以下、今回のレポートです。 演奏情報については、クラスタのホームページから 頂いております。田中マスター、ありがとうございます。 (N:ナイロン弦、S:スチール弦、M:マンドリン) ・ゴジラ佐々木さん 国立(N) (前説)、恋は魔術師より、序奏と情景,恐怖の踊り,火祭りの踊り,きつね火の歌(マルエルデファリャ) 相変わらずすごかった。 2本のギターを演奏の途中で取り換えながらの演奏。 しかも、そのギ…
ジョージ・ハリスンの名盤をジャンルに分けてピンポイントにレコメンド。 各アルバムごとのギタープレイも解説。 手早く読めるジョージ・ハリスンのアルバムガイド。 ジョージ ハリスンの英国ロック EXTRA TEXTURE (READ ALL ABOUT IT) 75年 洗練されたソウル風味の楽曲、重厚なバラード、気怠くブルーな曲、風変わりなアップナンバーが揃うが、本作はなによりそのくすんだような色彩が特徴のサウンドアルバムだ。 そしてそのサウンドこそに英国ロックを感じるのである。 とは言え、本作のレコーディングはロスアンジェルス。しかも多くのアメリカ人ミュージシャンが参加してのもの。 それでいてこ…