本篇は雑誌の紀行文コンクールに応募するために、今までの欧州サイクリング記事をひとつにつなげて、その後のロングライドをまとめたものです。既出記事に比べて後日譚の続きが少しありますが、ほぼ同じです。自分のやってきた事を振り返り、これからを考える良い機会になりました。非常に長文なので、お時間のある時にお楽しみください。なお、コンクールは落選しました。 1.ハンガリー、1986 地平線が見渡せるような広い大地を自転車で走りたかった。 社会主義国がどんな所か見てみたかった。 いろんな恐怖話を聞くアエロフロートに乗ってみたかった。 初めての海外サイクリングにハンガリーを選んだのは、そんな理由から。 行くと…