「リベリアの怪人」 抜群の身体能力に加え、優れたテクニックや戦術眼も備えたハイスペックのストライカー。FWだけでなく、ゲームメーカーやリベロもこなす万能ぶりで世界を驚かせた。その破壊的なパワーと常人離れした突破力で「リベリアの怪人」と呼ばれたのが、ジョージ・ウェア( George Manneh Oppong Weah )だ。 西アフリカの小国リベリアに生まれ、カメルーンのトネール・ヤウンデを経て88年にフランスのASモナコ入り。ここでアーセン・ベンゲル監督の薫陶を受け、トッププレーヤーとして覚醒。その後移籍したパリ・サンジェルマンやACミランでもスーパーゴールを決めるなど活躍し、95年にはバロ…