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アベゲドン

(一般)
あべげどん

Abegeddon:安倍首相とハルマゲドン(世界の終わり、破滅などの意)をかけた造語。アベノミクスの語に対応し、安倍首相の経済政策がデフレ脱却と成長ではなく、歯止めのない物価上昇、金利の高騰、資本の流出、日本国債の暴落など破滅的な経済状況をもたらすの意味。これはアベノミスクを批判する側が指摘している事でもあり、大胆な金融緩和政策が陥る危険性を指す。

 この語は2013年半ばには既に使われているが、日中の尖閣問題を巡る対立が一向に収まらず、2013年12月の安倍首相の靖国神社参拝により、更に対立が深刻になった結果、日中の武力衝突(または戦争)による破滅的な経済混乱(即ちアベゲドン)が心配されている。これは2014年1月の香港英字新聞紙のコラムなどで指摘されている。

 その指摘の背景は安倍首相のダボス会議(世界経済フォーラム)での発言であり、イギリスの記者の「日中の武力衝突が考えられますか?」の質問に、安倍首相は「あるわけない」と答えず、第1次世界大戦前のイギリスードイツを引き合いにだして説明を行った(英独は戦争になった)。米ウォールストリート・ジャーナル紙は「世界経済を動かす人たちが全面戦争を本当のリスクとして語りだした事自体、心配な動き」と書いた。安倍首相は日本においてこれは誤訳であると釈明したが、欧米メディア(および経済人)は、日中関係が戦争に陥る事による破滅的な経済(アベゲドン)がけしてありえない事ではないとの印象を与えた。

参考記事:コラム発信箱:「アベゲドン」福本容子 (毎日新聞 2014年1月31日)
参考記事:「The coming of Abegeddon」著者:Kevin Rafferty (サウス・チャイナ・モーニングポスト(South China Morning Post)2014年1月1日)

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