図書館で順番を待つ新刊の間にはさんで、先月は再読月間。 5冊の再読本は年数を経てもやはりおもしろい。 クラフト・エヴィング商會のユーモアはやはり大好き! そして三浦しをんさんの人物や心情の表現はやはり深いなぁ! 読んだ本の数:11夫妻集考えの違いや望むものの違いは、夫婦とはいえ多々あるもの。すれ違いかけた4組の夫婦が、皆それぞれ解決への道を歩む。読後感もよく、作者らしい誠実な人々ばかりでいいなぁと思うものの、いやいやこんな風にはと古女房は思ってしまう。「一組」ではなく「一人」として尊重することの大切さは伝わってきた。出版業界の内側を少し覗けたようなのはおもしろかった。「短編は売れにくいので連作…