本稿はゲーム『ペルソナ』シリーズとユング心理学、タロットカードの世界観と同作の共通したテーマ、キャラクター造形とタロット大アルカナの対応について整理・紹介していく記事シリーズ、略して「ぺるたろ」の「皇帝(Ⅳ The Emperor)」のアルカナの記事です。歴代の「皇帝」アルカナのキャラ、真田明彦、小田桐秀利、巽完二、喜多川祐介の描写の中のタロットのモチーフを読み解きます。目次記事はこちら。 『女神異聞録ペルソナ』『ペルソナ2罪』『ペルソナ2罰』『ペルソナ3』『ペルソナ4』『ペルソナ5』およびこれらの派生タイトルのストーリーや設定のネタバレを含みます。今回の記事では『4』『5』で指定されたことの…