モノクローナル抗体を使った免疫血清。エボラ出血熱の治療の薬として知られる。
タバコ属の植物から生成され、人間化された3つのモノクローナル抗体より構成されおり*1、ウイルスが新たな細胞に侵入するのを阻止する作用があるとされる。生成するには、特定のタバコ属の植物を数週間育て、特定のタンパク質に感染させ、収穫し蒸留するのに十分な時間を置く*2。アメリカのサンディエゴに位置するマップ・バイオファーマシューティカル社(Mapp Biopharmaceuticals)により開発。
エボラ出血熱に効果があるとされており、他にはテクミラ・ファーマシューティカル社(Tekmira Pharmaceuticals)が開発した「TKM-Ebola」がある*3 *4。
2014年8月4日、臨床試験の段階にない状態にも関わらず、 西アフリカのリベリアにてエボラ出血熱に感染したケント・ブラントリー医師とナンシー・ライトボル医師が自らの意志で投与し、改善したと明らかにしている*5。