Hatena Blog Tags

V型12気筒

(サイエンス)
ぶいがたじゅうにきとう

V型エンジンのバリエーションの1つで、12個のシリンダーがV字型に配列されたエンジンを指す。

通称「V12エンジン」または「V12」

主に排気量が5500 cc以上の車に搭載されるエンジンであり、その過剰なまでのサイズと出力から、使用用途は主に大型トラックやバスといった業務用車両や航空機用エンジンとして搭載される。


最大の特徴としては、12の気筒によって一次振動と二次振動が完全に打ち消される形となり、理論上では直列6気筒エンジン、水平対向6気筒エンジンと並び、振動の無い「完全バランスエンジン」の1つである。

この特性ゆえに非常にスムーズな回転感覚に加え、12気筒の大排気量から生まれる余裕が得られるため、乗り味とハイパフォーマンスを至上命題とする高級車ブランドの最上級モデルにおいて、エンジン自身の重量やサイズによるデメリット、及びそれ以下の気筒数でも同等の出力が得られるにも関わらず、現在に至るまで好んで採用されている。

主な搭載車種例:

  • フェラーリ612
  • ランボルギーニ・ムルシエラゴ
  • アストン・マーティンV12ヴァンキッシュ
  • ベントレー・コンチネンタル
  • ロールスロイス・ファントム


関連キーワード:V型エンジン、V型6気筒、V型8気筒、V型10気筒

このタグの解説についてこの解説文は、すでに終了したサービス「はてなキーワード」内で有志のユーザーが作成・編集した内容に基づいています。その正確性や網羅性をはてなが保証するものではありません。問題のある記述を発見した場合には、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

関連ブログ