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七つの大罪 Seven Cardinal Sins(暴食)


蠅の王

ベルゼバブともベルゼブル(Beelzebul)とも呼ばれる。
ルーツはカナンの異教の神で、本来の名はBaal Zebbub(館の主)であった。
だがこの名がソロモン王を意味すると受け取られる可能性があったため、ヘブライ語で蔑称として「蠅の王」を意味するこの名前に置き換えられた。
しかし、古代宗教の多くでは蠅は魂を運ぶと信じられていて、「蠅の王」とは魂の支配者をも意味した。
蔑称であった「蠅の王」の名は、後に彼の姿そのものを表すようになり、中世では巨大な蠅の姿で描かれるようになった。





悪魔の王

 イエスが復活する前、まだ遺体が墓の中にあったとき、ベルゼバブはサタン共にイエスと三日間対決したという。
『ニコデモの福音書』ではサタンに代わり、ベルゼバブが地獄の主となっている。
『新約聖書』ではベルゼバブが悪霊の頭と呼ばれている。
ミルトンの『失楽園』ではサタンの副官であり、「罪においてサタンに次ぐ者」としているが
やはりサタンと同様、王者の風貌は保っており、憂国の至情に満ちあふれていると描写されている。

ミカエリスの階級におけるベルゼバブは堕天した熾天使の君主であり、ルシファーに次ぐ者であった。
ヨハン・ヴァイエルは『デーモン偽君主国』でベルゼバブを冥界の至高の王にして大いなる蠅の位階の創始者としている。

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