FIAが定めた、自動車レースにおけるカテゴリーの一つ。
元々はGT1、GT2に続く下位カテゴリーとして設立されたが、現在ではGT1、GT2共に消滅したため、現在ではFIAのGTカテゴリーの中の最高峰となっている。
市販2ドアのスポーツカーをベースに改造された車種がホモロゲーション(公認)の対象になっており、FIAによる「アマチュアやプライベーターのレース参加を促す」という目的のもと、コストの高騰を防ぐ制限が設けられている。
チタンなどの高額素材使用の禁止、複雑なハイテクの導入禁止、4WD禁止*1、TCSやABSの制限、使用できるオプションパーツの制限といったコスト高騰を防ぐ様々な規定がレギュレーションで定められており、更にはBOP(バランス・オブ・パフォーマンス)という独自の規定の元で各車種の性能調整が図られている。
これらの低コスト化、戦力均等化がワークスやプライベーター含むレース関係者に支持され、現在では世界中の数多くのレースにおいて導入されている。
日本においてはスーパーGT、スーパー耐久などにおいて導入されている。
主なGT3車両:
*1:そのためGT-Rやウラカンといった市販で4WDの車種においては後輪駆動に改造されている