「所得別人口ピラミッドの最下層である低所得層」のこと。ミシガン大学の経営学者C.K.プラハラードが1999年の論文「The fortune at the Bottom of the Pyramid」で、経済所得における特定の階層を新しいビジネス、市場として捉えよと指摘したのが始まり(BOPビジネス)。
BOPは「The Base of the economic Pyramid」の略。略字には「BOP」「BoP」などの表記がある。
The Fortune at the Bottom of the Pyramid(PDF)
ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)
この階層は世界中で約40億人存在すると言われている。この階層の数や所得については「The Next 4 Billion(次なる40億人)」に詳しい。だが、年間所得については各調査機関によって異なる数値を用いており、統一されていない。
The Next 4 Billion | World Resources Institute(「The Next 4 Billion」のPDFをダウンロードできる。日本語版もある)
The Next 4 Billion: Market Size and Business Strategy at the Base of the Pyramid
元々は「Bottom of the Pyramid」として出てきた略語だが、2005年以降に様々な議論を呼び、2007年ごろから「Bottom」ではなく「Base」が一般的に用いられるようになった。