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Andrew Weatherall

(音楽)
あんどりゅーうぇざうぉーる

UKアンダーグラウンド・テクノDJ界の裏番長。
レーベルSabres of Paradise、Rotters Golf Club主宰。


サッカー雑誌の編集者として音楽コーナーを担当したことからキャリアをスタートさせたウェザオールは、クリエイション・レコーズのアラン・マッギーの紹介で出合ったプライマル・スクリームの初期の名曲”I'm Losing More Than I'll Ever Have”をリミックスする事になり、ウェザオールの手によって再分解され、全く新たなサウンドとして生まれ変わった曲は、1990年に「ローデッド」として名前を変え再びリリースされると大ヒットを記録。マンチェスター・ムーブメントを代表する楽曲となった。そしてプライマル・スクリームの1991年発売の大ヒットアルバム『スクリーマデリカ」のプロデュースにて、その名を音楽シーンに轟かせる。


そしてウェザオールがテリー・ファーリー、ピート・ヘラーと共に興した伝説のダンスレーベルJunior Boy's Ownレーベル(現在はV2レコードに吸収)からはケミカル・ブラザーズ、アンダーワールドを輩出している。自らが表舞台に立つ事は無かったが、ウェザオールの活動は現在のテクノシーンに大きな影響を残した。


他、ベス・オートン、ドット・アリソン(One Dove)の作品にプロデューサーとして参加した。プロデュース以外ではビョーク、ニューオーダー、ハッピーマンデーズ、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、バナナラマ、セイント・エティエンヌ、ジェイムス 他多数のアーティスト、バンドの楽曲のリミックスをし、そのどれもで質の高い作品を残している。 そしてワープ・レコーズと契約し、セイバース・オブ・パラダイスとして活動を始めたウェザオールは、その後流行する事になるトリップ・ホップムーブメントを先取りした作品をリリース。そして時代が彼に追いつき、いよいよという段階の時に突如セイバース・オブ・パラダイスの活動を停止した(理由は付き合っていた彼女と別れた事による失恋や、自身がビッグスターになるのを拒絶した事によるとも言われている)。


現在、相棒キース・テニスウッドと共にトゥー・ローン・スウォーズメンを開始しワープ・レコーズ、そして自身が主宰するロッターズ・ゴルフ・クラブから作品をリリースしている。

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