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鳥インフルエンザ

(サイエンス)
とりいんふるえんざ

鳥にかかるインフルエンザ。ウイルスが変異すれば、人間に感染する危険性がある。英語では Bird flu

日本国内での発生と経過

  • 2004年1月12日 山口県で発生した。国内では79年ぶり(高病原性ウイルス・H5N1型)。
  • 2004年2月17日 大分県で、家畜のチャボに感染が発生(同H5N1型)。
  • 2004年2月27日 京都府丹波町(現・京丹波町)の養鶏場「浅田農産船井農場」で同20日ごろから感染による大量死が発生。後、国内三例目の感染との発表(同H5N1型)。
  • 2004年3月4日 同丹波町の「高田養鶏場」に鶏の殺処分命令。後、国内四例目の感染との発表(同H5N1型)。船井農場からの二次感染か。 
  • 2004年3月7日 3/05に船井農場に隣接する敷地と、隣町の園部町(現・南丹市)で発見された野性のカラスの死骸各1羽から、ウイルスを検出(H5N1型)。同・二次感染か。
  • 2004年3月10日 3/05に大阪府茨木市で捕獲されたカラス1羽からウイルスを検出(H5N1型)
  • 2004年3月12日 3/4と同5日に丹波町で捕獲され、死亡してから同6日に同町役場に持ち込まれたカラス2羽から、ウイルスを検出(H5N1型)。
  • 2004年3月13日 3/10に丹波町で発見されたカラスの死骸からウイルスを検出(H5型)
  • 2004年3月17日 京都府亀岡市で3/14日に発見されたカラスの死骸からウイルスの検出。亀岡市は丹波町に隣り合う園部町に隣接。また、大阪府茨木市の、3/5日に感染したカラスが捕獲された民家の庭先で死亡した別のカラスから、簡易検査キットで陽性反応が出たことが発表される。各々カラス間での三次感染の可能性。
  • 2004年3月18日 韓国で流行したH5N1型ウイルスと、山口、大分、京都で検出されたウイルスがほぼ同一であることが判明。双方のウイルスの遺伝子の塩基配列が99%以上一致。

世界の鳥インフルエンザを巡る動き

  • 1997年 初めて人への感染を香港で確認(H5型)。18人の感染者のうち6人死亡。感染拡大防止のため香港全域の鶏約450万羽を処分
  • 1999年4月 別の型(H9型)の人への感染を香港で確認。ウイルス分離に成功
  • 2001年5月 香港でH5型感染による鶏大量死。約120万羽を処分
  • 2003年2月 中国南部に里帰りした香港の男性ら2人がH5型で死亡
    • 4月 オランダ人獣医師が感染死亡(H7型)
    • 5月 ドイツで鶏3万羽感染
    • 12月 韓国中部でH5型による鶏の大量死。185万羽を処分
  • 2004年1月 ベトナムで鶏が大量死(H5型)
      • タイ、ベトナムで死者発生。中国・台湾・カンボジア・ラオスでも感染が確認される。
    • 2月 アメリカで鶏への感染が確認される。
    • 3月 カナダで人に感染との報道(H7型)。
  • 2013年4月、上海市安徽省・江蘇省で計7人の感染者が確認され、内2人が死亡*1
    • 国立感染症研究所により、人に感染しやすくなっていることが発表された。(H7N9型
  • 2013年4月4日、上海市で新たに2人の死亡が確認され、H7N9型の感染による死亡者は計4名となった*2。(H7N9型
  • 2013年4月5日、計14人の感染者が確認され、新たに2人死亡した。計6人の死亡が確認*3。(H7N9型
  • 2013年4月24日、中国では109人が感染し、22人が死亡。厚生労働省はH7N9型の鳥インフルエンザを、感染症法の「指定感染症」と検疫法の「検疫感染症」に新たに指定することを決定*4
  • 2013年8月8日、中国江蘇省疾病予防コントロールセンターにより、H7N9型鳥インフルエンザが限定的に「人から人」に感染する能力を持つことが判明した。
  • 2013年12月3日、香港でH7N9型鳥インフルエンザの人への感染が確認された。
  • 2014年1月21日、韓国・農林畜産食品省により、野生鳥類の死骸から、高病原性のH5N8型鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表*5
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