☆☆☆へんな映画だ。しょっちゅう歌を歌ったり、作中人物が第四の壁を破ったり(このへんは『不良番長』にもあるらしく、東映の社風なのかも)能天気なくせに、画面は妙に凝っている。前衛的といく、舞台演出っぽいとも。 物語は、田舎のやんちゃ少年少女が、猿飛佐助に会い、10年後くらいに真田正之(幸村だっけ?、ちゃんと主要登場人物にはテロップを出してくれてたんだけど(^^;))の元で大阪城に乗り込む。 猿飛佐助だけが、青く光る瞳を見せると、相手の本心が分かるとい、魔法というか山田風太郎忍法というかを使えるが、あとは大したことない。山風つながりで言えば、『風来忍法帖』を連想させなくもない。 突然、自分た…