江戸時代、徳川家光によるキリシタン(キリスト教)禁止令の後に仏教徒を装って信仰を守り続けたキリシタン信者のこと。明治政府がキリスト教を事実上解禁する1873年まで隠れキリシタンは隠れて信仰していた。潜伏キリシタンの多くはキリスト教解禁後はカトリック教会に復帰したが、長崎県の五島列島の一部や生月島の一部などの地域では今でも隠れキリシタン時代の独自の信仰形式でカトリック教会に復帰せずに信仰を続けている。
長崎・天草 潜伏キリシタン祈りの里 作者:池田勉 朝日新聞出版 Amazon 「長崎・天草 潜伏キリシタン祈りの里-池田勉写真集-」朝日新聞出版 内容 写真だけじゃなく、エピソードも超事細か! まとめ こんな人にオススメ こんにちは、ちわぷ〜です! 現在、仕事の関係でメチャクチャ頑張って調べている島原の乱関係! 歴史の教科者では1行くらいしか触れられない様な箇所も、掘り下げると思いのほかに複雑で、前後の歴史が濃ゆく想定以上に時間が掛かっております^^; というわけで、今回はヴィジュアルで分かりやすい写真集を読んでみました! そして思いのほか、事細かにエピソードが記されていてそちらもメチャクチャ…
前回、入り江越しに見えた「崎津集落」いよいよ、その中に入っていきます。 崎津集落のシンボルともいうべき教会。 この崎津で、隠れキリシタンの歴史を一杯学べました。 ◆ 崎津カトリック教会 ◆ 静かで、ひなびた集落の中にひっそりと佇んでいる教会ですが・・・・ そこには悲しい悲しい歴史があるのです。 実はこの場所、キリスト教禁止令の中、イエスキリストの絵を「絵踏」をさせられた場所なのです。 よく私達は、踏絵(ふみえ)といいますよね。 踏まれる絵の事を「踏絵」といい、キリストの絵を踏ませる事を「絵踏」と言うのです。更に言うと、それは「絵」ではなく、銅板のような物に彫られていた絵のようです。 その「絵踏…
向かった先は竹田キリシタン資料館から歩いてすぐの豊後竹田駅・・・の裏側。まさかこんな近くにあっただなんて・・・!! CONTENTS 豊後竹田駅裏の天使? 下木石仏 岩下火伏稲荷神社 五角形洞窟とキリシタンは関係するのか? 哀しみのソフトクリーム たぬきケーキ 毎度お馴染みのうっかり 竹田キリシタンについて 最後に 豊後竹田駅裏の天使? 「今は使われていない建物の隣に入口がある」と聞いていたので、その話を頼りに進んでいくと稲荷神社の隣にそれらしき建物が・・・。 建物もめちゃくちゃわたし好み!元はなんの建物だったのだろう? 左上に注目 滝!こんな近くに・・・!!! フェンスで区切られた敷地と建物…
バスに揺られている間、もう眠たくて眠たくて眠たくて・・・。朝も昼もパン1個食べただけ。どうやら運動量に対してエネルギーが足りていなかったもよう。舟を漕いでいたらあっという間に城下町に戻ってきてました。時計をみると15時過ぎ。いよいよ竹田旅も終わりに近づいております。 コミュニティバスに乗ることが多い今日この頃 ほんとはこのまま竹田キリシタン資料館へと向かうつもりだったのですが、きっとこのままでは眠たすぎて何見ても頭に入ってこないよ・・・。まずは珈琲でも飲んでシャキッ!とさせることにします。 CONTENT nageia coffee(ナギアコーヒー) 竹田キリシタン資料館 サンチャゴの鐘(銅鐘…
バスに乗ってゆらゆらゆら。たまに小さな集落を通り抜けますが、ほとんど自然に囲まれた田舎道。 小さなコミュニティバス 車窓からの風景 川沿いを走っていたと思えばぐるぐる螺旋を描きながら山を登りだします。 実は最初にこの旅を思いついた時は、城下町からレンタサイクルで行く計画でした(おそらく自転車で約2時間ほど)。雨予報で早々に断念したのですが、いざ通ってみるとどう考えてもわたしのヘタレ精神力ではこの道を自転車で往復するのは無理・・・。雨が降ってくれてほんとよかった!晴れていたら山の峠で途方に暮れながら自分を呪っていたとこだったよ・・・。 CONTENTS 猫と岩薬師 天国と地獄の入口 籠目権現 新…
歴史が刻まれた細道を無事脱出できたのは16時過ぎ。暗くなるにはまだ時間があります。宿に戻る前に、もう少しだけキリシタンの痕跡を巡ることにします。 山茶花がぽてぽてと落下する坂道をくだる CONTENTS 九戸稲荷 INARI(INRI)=稲荷 九戸谷旧隧道 キリシタン洞窟礼拝堂(殿町洞窟礼拝堂) 三つの特徴 遊歩道 最後に 九戸稲荷 坂道を降りトンネルを抜けた先にそれはありました。 小さな階段を登ります 岩壁が五角形にくり抜かれた洞窟に祀られている久戸稲荷。 植物の葉や木の根で覆われています 土地の所有者によると、この洞窟が稲荷神社になったのはほんの十数年前とのこと。その前は何に使用されていた…
今から向かう場所もドミトリーのご夫婦に教えてもらった場所。午後からの旅程をまるっと変更して、わくわくしながらその場所へと向かいます。 CONTENTS 竹田市街地 もうひとつの武家屋敷通り キリシタン墓 殿町芝原線遊歩道 後日譚 竹田市街地 街中を歩きながら、ちょっとだけ寄り道して「ゆうれいトンネル」。名前に惹かれて行ってはみたものの、こちらは手彫りではなく何の変哲もない小さなトンネル。でも名前の由来がとっても気になります・・・(やっぱり幽霊が出るとかそんな話・・・!??) 通り抜けはせずにUターン 日露戦争の英雄、広瀬武夫(初めて知った)を祀っているという広瀬神社も通り過ぎます。近くには記念…
天気予報ではすでに雨マークの時間帯であるにも関わらず、幸運なことに今のところ止んでいます。いつ降り出すかもしれない雨に怯えながらジョアンさんを出発! CONTENS 鏡処刑場跡 予定変更 三日月岩 三日月岩と二十六夜の謎 竹田薪能 みみずトンネル もうひとつの二十六夜 鏡処刑場跡 数分自転車を走らせていると、道路沿いに小さな広場が現れます。少し窪んだ空間の中央では3本の石塔が静かに存在感を放っていました。 岡藩の鏡処刑場跡です。 ここでは明暦年間から安永年間の間に、44名のキリシタンが火あぶりや斬首によって処刑されました。その中には小さな子供もいたそうです。 雨の処刑場ほど寂しいものはありませ…
気づけば予定をすでに30分オーバー! 3、40分ほど余裕をもって予定を組んでいたけれど、えーっとつまり、もうギリギリ・・・?ってこと??? CONTENTS 爆走自転車、竹田をゆく Café Johane(慈世庵) 贅沢!懐石ランチ 大庄屋(おおじょうや) 大津家 四国八十八箇所巡りもできる カマボコ石 大津家のキリシタン洞窟 爆走自転車、竹田をゆく 移動中に目移りして、あれもこれもと写真に収めたくなるからいけません・・・。 「後藤祐次郎先生碑」と書かれた石碑。検索しても何もわからず・・・ わたしには次向かう場所に遅れてはいけない理由がありました。なぜなら予約していたから!!ここから自転車で約…
残念ながら滞在中の2日間は雨予報・・・。午後からお天気が崩れる予定です。雨が降り出す前に・・・急いで出発・・・っ!! と、その前に。竹田市のキリシタンついてちょっとだけ解説。文章ばかりで眠くなる・・・という方はすっとばしてこちらへどうぞ。 CONTENS 豊後のキリシタン 豊後岡藩は「隠しキリシタン」だった? 自転車旅のはじまり 藤の待合所 藤の花トンネル 上坂田磨崖神像 潜伏キリシタン 新小路秋葉山大権現 天草のウマンテラさま 豊後のキリシタン 現在の竹田市を含む大分県の大部分を占めていた豊後国のキリシタンの歴史は、キリシタン大名として有名な大友宗麟(義鎮)が、1551年にフランシスコ・ザビ…
作品名:長門文化大革命 制作・著作:毛利太郎 おれ、毛利太郎!! 萩生まれ、萩育ち!! 勉強大好き、スポーツ大嫌い!! 萩明倫館卒業!! おれの、刀は、Googleの、スマートフォン!! おれの、母は、長門市黄波戸生まれ!! おれは、現在、長門市三隅在住!! さて〜〜〜〜〜〜!! 今日は・・・?! 今の、学校で、発生中の、深刻な、いじめについて・・・!! 故人が、述べた、名言から・・・!! 先ずは、明治の、大文豪・夏目漱石先生は、言ったそうだ・・・!! 「男を、鍛える!!」と・・・!! 可愛いい、弟子たちに、向けて・・・!! もうひと方は、我が、萩高校時代の、保健体育の、教諭で、旧大津高校から…
[おでかけ] もうすっかり週末に「おでかけ」モードが入った不肖komink(ツマ)の、拙ブログの「過去ログ」(紹介をはてなが、勝手にしてくれる・・・)なのだが。毎年毎年よくぞ(?)通ったものであります。 ※過去ログより 2019.4.17. fujiwarakominka.hatenablog.com それは立派な「手入れされた」お庭やお屋敷で、近代住宅に暮らしてある方々にはまさにタイムトリップしたような・・・・けれど現実に、そこで生活してお庭を手入れして、季節を楽しまれている方々との出会いも魅力なのですよね。 そうして長い年月が経ち(20年くらい?)それぞれの家も人も、事情も変わり・・・「一…
昨年秋、早朝の大正池 先日、上高地が開きました。今年はもっと足を運ぼうと思います。 戸隠も車で通過しただけなので、ちゃんと訪問しようと思います。 旅行期間中に体重が増えてしまいました。とくに、越後湯沢の白米のあまりのおいしさに「解禁」してしまったのがかなり効きました。ただ、帰宅して普段の食生活と散歩を再開すると自然に落ちます。 意識的なダイエットとか痩せる努力をしなくても、体重が増えない生活習慣が定着したようです。 早期退職以降、新型コロナを理由に引きこもり身体を動かすことをサボっていました。それはそれで解放感(背徳感)があってよかったのですが、やはり、「2~3時間なら普通に歩ける体力」があっ…
・長靴を履いたチャーチル ・スマイル大王と表紙のないまどうしょ ・ウィズリー家と味気のないくら寿司 ・ピータートルネードと怪人ガリガリアバラ男 ・ハンドクリーム大臣の大切じゃなかったきもち ・ひまわりタネと夜明けのワルツ ・なまいきばあさんがくれた穴の空いた紙袋 ・グリンピース婦人による28回目の革命未遂 ・羽根のないドラゴンとスカした野菜農園 ・雪国ライオンが食べ損ねたジュース大統領のおにもつ ・ローリングスローンズの幻の1,35センチ ・空気ニンゲンと水の王国 ・1年2組プラズマイオン博士「サイトー・蓄(たくわえ)」 ・ぼくのCanCam、どっかいった ・隠れキリシタンと隠れわすれていた和…
ご維新の激動期にヲシテ文献の散逸を憂慮し、貴重な写本を残した高島の旧士族、野々村立蔵(水尾神社祠官)は、容聡本を西万木の日吉神社に奉納するにあたり『秀眞政傳紀 傳來由緒書』を記し、この文献の伝来の経緯を後世に伝えました。その文中に、伝教大師最澄とヲシテ文献との関わりに触れるくだりがあります。 「天皇御文庫爾有者、中古桓武天皇、僧伝教大師爾託之賜布、是比叡山爾秀真政伝紀石室爾納留者也」。すなわち、八世紀末の当時、宮中に秘蔵されていた『ほつまつたゑ』は、桓武天皇から伝教大師最澄に(何らかの理由により)下賜され、大師はこれを磐屋に納めて秘匿奉祀した、と伝えているのです。 漢訳を手がけた和仁估容聡の井…
「ヲシテ関連文献」発掘のために比叡山延暦寺の叡山文庫に特別な許可を頂き、古文書の閲覧を進めています。日本仏教最高学府のひとつたる天台宗お膝元だけあって、「ヲシテ」は見つからないまでも、様々な発見に驚かされます。天照大神を「大日霊貴(ウヒルギ?)」と表記し、大日霊貴は天御中主が天界から地界に降下した元神であり、「御饌都神(トヨケ大神?)」と共に「治天下」された、という記述が残って(横川別当代文書 『審鎮要記』)いました。記紀に依らぬ(ホツマに近い)独自伝承といえます。同じく独自伝承としては、山王、すなわち日吉大社の神山である「八王子山」に関する伝承も興味深いものがありました。 「八王子」が何を意…
2024年4月21日 テキスト:Ⅱコリント5:18~6:13、7:2~4 讃美歌:304&494 コリント人への第二の手紙 A.最初の弁明 パウロは前回、自分達を論敵が誇るような外面的基準で見るのではなく、自分を忘れてキリストに献身してきた実績という内面的基準で見るように迫った。自分達が通常を越えて「正気でないとするなら、それは神のため」であり、「キリストの愛がわたしたちを駆り立てて」そうさせたのである。そしてまた、理性や常識という「正気」を用いて「あなたがた」を説得しようとしている。 まず判断の前提として、イエス・キリストという「一人の方がすべての人のために死んでくださった以上、すべての人も…
日本の民話 21 長崎篇・ 天草篇 /未来社・ほるぷ 作者:吉松祐一・浜名志松(編) ノーブランド品 Amazon 「日本の民話21 長崎編・天草編」 内容 この地方の伝承はやはりキリスト教絡みも多い まとめ こんな人にオススメ こんにちは、ちわぷ〜です! 本日、4月10日は本屋大賞の発表日!どの作品が受賞するのか楽しみですね〜! 昨年、ヴェルバラの記事でちょこっと書いた様に1月半ばくらいからヤクルト1000を飲んでます! これを書いてる段階で1ヶ月もう飲んでますが(書いてる時は2月14日) もう、メチャクチャ良い!おかげで忙しいですけど良い感じに仕事できてます(^^) 懸念していた品薄による…
昨日泊まったホテルからの風景 昨日は長崎県西海市に泊まり、遠藤周作文学館を訪ね、その後小説「沈黙」の舞台となった場所を歩きました。外海町周辺の隠れキリシタンの遺跡や、明治以降に建てられたカトリック教会を見て、いろいろ感じるところがありました。 昨日は天気が良く海は穏やかで、険しい海岸線沿いにある道をドライブし、アップダウンの大きな集落を歩くだけでもとても気持ちがよかったです。遠藤周作はこの風景をみて「沈黙」を書こうという意欲が沸いたと言います。 ただこの一帯は、キリスト教禁教令によって多くの人々が命を失ったり、信仰を守るために五島列島に移住したり、あるいは信仰を守るために檀家となり踏み絵を踏み…
満開のさくら写メール亡き人へ 桜が、8日に静岡で満開宣言があった。80%以上が咲いていることが確認されたのだという。なるほどね、それが満開の定義ですか、知りませんでした。 この4月から、FMの6時にまた古楽の番組が再開された。確か2年ほど朝5時からの放送となっていたはずだ。6時には基礎英語の番組になっていて、当時がっかりしたことを覚えている。ところがまた6時からの再開、どういう思惑があったのだろう。 この番組への思い入れは、以前ブログに書いた通り。 (参考 FM「古楽の楽しみ」が「基礎英語」に! - 続 曇りのち快晴 バロック音楽の皆川さんに - 続 曇りのち快晴 この番組に長らく携わっておら…
春休みに1泊家族旅行で、奈良井宿と松本城に行ってきました。 10歳、7歳、5歳、2歳の子ども4人を連れての旅行でした! 子どもがいるご家庭の参考になればいいなと思い、旅の記録を書きます^_^ 車移動 子連れ旅なので、車移動が基本です。 東京近郊から奈良井宿まで高速で約3時間ほど。 移動が時間が長めなので、音が出るおもちゃや本など、子どもたちが車の中で遊べるものを用意してもらいました。 我が家の5歳と2歳は、このおもちゃが好きで持参しました。車内でかなり遊んでくれて役立ちました! アンパンマン もっと知りたい!ことばずかんPremium & ものしりずかん 大集合セット(1個) posted w…
朝もあんなに食べたのに目覚めは最高で、朝食も楽しみな感じです! 朝食は7時だったので、それまでに顔を洗って着替えを済ませました。 昨夜と同じ場所に降りていったら既に用意がほぼ出来ていました。 美味しいご飯と美味しいお味噌汁。 そしておかずも充分でした。 ワンプレートになっているので、あちこちツマミながら最高に美味しい朝食でした。 ↑ こんな風に少しずつ美味しいおかず…最高ですね(#^^#) 1つも残さずしっかりいただきました! ↑ 朝のこういうご飯はなんでこんなに美味しいのでしょう… デザートのオレンジとヨーグルトまで食べていた時に、昨夜のケーキを持ってきて下さいました! ↑ 果物もヨーグルト…
北部九州西側は島が多い。いわゆる多島海、アーキペラゴ(Archipelago)である。 長崎は日本一島の多い県である。私のふるさとは佐賀県だけれど、松浦半島の根元なので、どちらかというと文化圏・地元意識は長崎に近い。 子供の頃から父親が設計造成した船で無人島巡りなどしていたし、小さな島には釣船がどんな港からも出る。本日の目的地は馬渡島(まだらしま)に決定。 見どころは? - 馬渡島 日本にはじめて馬がやってきた謎の島 (jimdofree.com) 私の出身高校には、こうした各島から毎日連絡船で通学している人たちも多数いた。今日いくことにした馬渡島(まだらしま)まではこの「ゆうしょう」が片道3…
こんにちは。女子力高めのイケオジ癒し人、恵守真史(えもりまさひと/まぁ)です。 前回までにお届けした、台湾旅行記はいかがでしたでしょうか。旅人を名乗っていながら2017年に17年ぶりに海外を旅することになったのですが、今回はそんな台湾に旅をするまでのあれこれを、台湾旅行記のあとがきとしてお届けしたいと思います。 ----------2016年の年末から派遣社員としてIT企業で働いていました。2017年11月頭は有給を2日使えば5連休になることを知ったのですが、非正規雇用の立場で5連休を取りたいとも言えずにいました。ですが、社員さんからの「夏休みも取らずにずっと働いてくださっているんですから、有…
隠れてもいなければ、キリスト教徒でもなかった! オラショ(祈り)や諸行事に接し、日本民衆のキリスト教受容の実像に迫る。 ●宮崎 賢太郎:1950年、長崎市生まれ。東京大学文学部宗教学宗教史学科卒業。同大大学院人文科学研究科宗教学宗教史学修士課程中途退学。2016年3月、長崎純心大学人文学部比較文化学科教授を退官。現代も生きるカクレキリシタンの末裔たちの信仰世界を明らかにすべくフィールドワークを行い、日本人のキリスト教受容の歴史を研究している。 隠れキリシタンが信じていたものはキリスト教ではない。本書の核心を一言でいうとそうなる。 平戸、五島列島、長崎などに今も暮らして信仰を守り続けている、カク…