起源は18世紀の豊年唄にあるとされる、長崎の花街において幕末期に歌われていた座敷唄。 芸妓の凸助(本名:山本多満)や愛八(本名:松尾サダ)が昭和5年、6年にレコードを出して有名になった。
2000年公開 配給・東映
原作 なかにし礼 監督 深町幸男 出演 吉永小百合 、渡哲也 、高島礼子 、原田知世 、藤村志保
2000年 東映 監督:深町幸男 出演:吉永小百合、渡哲也、原田知世 鑑賞::BS松竹東急 前回見ました「五月の記」から2年後に作られた、吉永小百合、渡哲也が共演の東映での作品です。タイトルは知っていましたが初見でした。渡哲也と吉永小百合という組み合わせなので、前作の感じかなと思ったら、抑制の効いた大人の恋愛映画という趣きでした。「会いたいけれど会ってはいけない」と耐え忍ぶ女性が吉永小百合には適役ですね。古いものと新しいものが共存する大正という時代と、聞き伝えの古来の歌を掘り起こすというストーリー、長崎の色街の人間模様など、興味深く拝見することができました。それにしても吉永小百合さんは今でもそ…
マイクを足すことで空間が作れる。録音に遊びを入れるのが好きなんです ドイツに拠点を置き、エンジニアのほか、レーベル運営や川口貴大、矢代諭史との“夏の大△”としてパフォーマンスを行うなど、アーティストとしても活動する大城真。エンジニアとしては、テニスコーツ、折坂悠太、池間由布子、イ・ラン、Joyulなど、レコーディングからミックス、マスタリングまで、多岐にわたる作品を手掛けている。『Contact』には、帰国中にレコーディングエンジニアとして関わり、ミックスは都内に構える自身のスタジオと、ドイツに戻ってからも作業を行い完成させたとのことだ。角銅とは長い付き合いという彼の手腕がいかに発揮されたのか…
全部の音を自分の手で触りたい。そういう欲求が今作にはありました 打楽器奏者/シンガーソングライターで、ceroや石若駿 SONGBOOK PROJECTなどでも活動する角銅真実が、4年ぶりのアルバム『Contact』をリリースした。ライブにも参加している気心の知れたバンドメンバーを中心に、さまざまなミュージシャンを迎えて制作された今作は、歌もの、インストゥルメンタルを問わず、柔和な質感をまといながらも、異世界に降り立ったような不思議な感覚も持ち合わせている。今回は角銅だけでなく、レコーディングとミックスを行った大城真にもインタビューを実施。まずは角銅の話から、その謎に迫っていこう。 Text:…
www.nhk.jp 【目次】 楽の音楽 Lazy Lester「They Call Me Lazy」 Rickie Lee Jones「Easy Money」 The Jam「That's Entertainment」 Van Morrison & Mose Allison「I Don't Want Much」 音楽のバックステージ(渡辺享) 角銅真実『Contact』 i o e o 長崎ぶらぶら節 楽の音楽 Lazy Lester「They Call Me Lazy」 松村さんの選曲。ルイジアナ生まれのシンガー、ハーモニカ奏者のレイジー・レスター。1956年録音の「彼らは俺を怠け者と呼ぶ…
長崎のもんなら読んばやろと思いながらやっと。 実際大変良い読書であった。 芸者愛八と郷土史家十二郎との物語。 脚色はあろうが実在の二人の史実に基づいたお話。 忘れられそうな唄を探して後世に残すという考えが素晴らしい。 船で深堀に行くエピソードや 長崎ぶらぶら節、丸山の芸妓さんが小浜で発見というのもすごい巡り合わせ。
6時起きからの二度寝で10時起き。ギリセーフ。 1月が終わった。ということで今日は待ちに待った月間まとめを書いていく。 はじめに 月間ベスト新譜 Katy Kirby - Blue Raspberry Susie Ibarra, Jeffrey Zeigler & Graham Reynolds - Insectum JYOCHO - 導き、捧げて Angry Blackmen - The Legend of ABM 酩酊麻痺 - 光 角銅真実 - Contact Yan Seku - NATURAL PUNKS Sara Parigi - Stanza ZAZEN BOYS - らんど 月間…
長崎市丸山町にある「梅園身代天満宮」に行ってきました。長崎市でも数少ない梅スポットのひとつです。 梅園身代天満宮 長崎市思案橋を抜け、丸山町の坂を登る途中に「梅園身代天満宮」の看板が。 ここから小道を登っていきます。風情のある街並みでした。 到着。昔、脇腹を刺された安田治右衛門という人物が不思議なことに無傷で、代わりに庭の天神様が血を流して倒れていたという伝説から、この天満宮を建てたのだそう。 長崎市丸山地区は江戸時代、日本三大遊郭として知られおり、その時の遊女さんや芸者さんの多くもここで参拝をしていたんだとか。 そこまで広くはありませんが、歴史のある天満宮です。 長崎市では賑やかなイメージの…
ランキング参加中読書の会 こんにちは。DOIC0330です。 当時の本について。 正確な日は覚えていませんが高知に帰郷した2002年4月頃から13年間の書店員時代に携わった本についてお話させてください。 2002年、某書店に入社したわたしは前書店で文庫担当だったこともあり新入社員(当時はアルバイト)の登竜門?文庫担当になりました。 本の形が定形であり管理もし易いので文庫は新人が任されることが多いようです。あと夏のフェアなど、面倒(←陳列は楽しいですが管理が大変)も多いですし。 2002年はWikipediaによると 小泉純一郎が日本の首相として史上初めて北朝鮮を訪問し日朝首脳会談で金正日が日本…
特集『〈紫式部〉を歴史から読み解く』 (前振り) 一般財団法人 歴史科学協議会(2023年12月時点の記載) 2024年のNHK大河ドラマは「光る君へ」。大河ドラマ史上二番目に古い時代*1を扱うこと、女性が主人公であること、何より、あの『源氏物語』を書いた紫式部の人生を追うということで、注目が集まっています。 紫式部は、日本では小学六年生で習う人物です。『源氏物語』があまりに有名なので意外かもしれませんが、ほとんど歴史資料に残っておらず、実態がよくわからない女性です。ドラマでは藤原道長との恋模様が描かれるようですが、紫式部の人生はもちろん、道長ありきではありません。彼女の出身階層、親族や家族、…
谷保恵美さんの「谷保」姓は確かに珍しいが/本物のアホだった故勝谷誠彦/「ひがしの」と「とうの」 - kojitakenの日記 直木賞というと最近では2006年に東野圭吾の極悪ミステリ『容疑者Xの献身』に何の間違いか授与してしまったことが一大痛恨事だったと私は考えている。あれが契機になって大量の「東野信者」が生み出されてしまった。1999年に宮部みゆきが『理由』で直木賞を獲ってからしばらくの時期は、日本を代表するミステリ作家といえば宮部というイメージだったが、今ではすっかり東野にとって代わられた*1。 直木賞を過大評価するにも程があります。 直木賞受賞(2006年)が彼の知名度、人気をより高めた…
特撮仕事人 (マーブルブックス)作者:佛田 洋中央公論新社Amazon■特撮研究所社長で特撮監督の佛田洋の偉業を紹介するこのシリーズですが、さすがにこれで打ち止めにしましょう。これ以上の内容は本書を買って読んでください。絶対面白いから!■さて、最後は結構佛田洋のキャリア上でもかなり重要な作品ですよ。深町幸男監督の『長崎ぶらぶら節』(2000年)です。まあ、特撮好きでも観ていない人が多いんじゃないでしょうか。でも結構な特撮大作だし、映画の規模的にも相当贅沢な作品。なにしろ西岡善信が美術担当なので、美術装置も大充実。 maricozy.hatenablog.jp■遊郭の全景をCGでとか、戦艦土佐が…
特撮仕事人 (マーブルブックス)作者:佛田 洋中央公論新社Amazon■佛田洋著の『特撮仕事人』は読みどころの多い書籍で、興味津々なんですが、今回は『千年の恋 ひかる源氏物語』に関する部分を紹介しましょう。■そもそも、佛田洋と特撮研究所がなぜ『千年の恋 ひかる源氏物語』に参加することになったのか?そこには『長崎ぶらぶら節』という前史があります。あの映画で吉永小百合と直接の接点ができてしまったので、『千年の恋 ひかる源氏物語』に声がかかったんだそうです。『長崎ぶらぶら節』での二人の出逢い(?)については、これも面白いエピソードなので、後日記事を投下しましょう。■でも東映本社的には『千年の恋 ひか…