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金春禅竹

(アート)
こんぱるぜんちく

室町時代の能役者・能作者(1405〜1470?)
金春権守の孫。金春弥三郎の子。世阿弥の娘婿にあたる。金春座中興の祖とされる。
大和猿楽四座の中でも最も古い歴史と、豊かな伝承をもつ「円満井座」を率いた優れた芸能者。
義父世阿弥に将来を嘱望され、『六義』『拾玉得花』という奥義書が彼に伝承された。
「六輪一露説」と呼ばれる独自の能理論を考え出した。六輪とは寿輪・堅輪・住輪・像輪・破輪・空輪の6つを指し、一露とは六輪を貫く剣を意味する。
金春禅竹が書いた主な謡曲として、『加茂』『定家』『芭蕉』『小塩』『玉葛』『雨月』『楊貴妃』など十数曲が挙げられる。
著書に『五音之次第』『歌舞髄脳記』『五音三曲集』『六輪一露之記』『六輪一露記注』『六輪一露秘注』『至道要抄』『明宿集』など。

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