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野々村竜太郎

(社会)
ののむらりゅうたろう

日本の政治家。元兵庫県議会議員。「ののちゃん県議」を自称していた。

経歴

1966年7月29日、大阪府大阪市に生まれる。関西大学法学部を卒業後、川西市役所に勤務。2007年に退職すると翌年の太子町長選挙を皮切りに、西宮市長選挙(08年)・兵庫県議補選(09年)・西宮市長選挙(10年)に順次出馬するもいずれも落選に終わる。

その後政治団体「西宮維新の会」(大阪維新の会・日本維新の会とは無関係)を設立して2011年4月の兵庫県議選に出馬、西宮市選挙区(定数7)で7位に入り初当選を果たした。県議会では会派に所属せず、無所属議員として活動していた。なお西宮維新の会は2013年4月に「西宮希望の女神」、2014年3月に「地域政党最後の希望」と団体名を変更している。

後述する政務活動費の不正支出問題を受けて辞職を求める声が高まり、2014年7月11日付で県議を辞職した。

政務活動費の不正支出

2014年6月、政務活動費の報告書で「城崎温泉など数か所に年195回日帰り出張したとして交通費を計上」「領収書不要なギリギリの額で複数回に分け切手を大量購入し費用を計上」などの異常な記載が大量に発見され、カラ出張による活動費の不正請求や換金による裏金作りが疑われるとしてマスコミの追及を受けた。

釈明のため記者会見を開いた野々村は、記者からの追及を受ける中でにわかに号泣。疑惑とは無関係な自分の志や問題意識を叫び始めるという予想外の行動に出た。なお出張の目的については「記憶にない」「相手との約束で話せない」といった説明に終始し、具体的な支出目的を明かすことはなかった。

記者会見の場で号泣・絶叫するという異様な行動は各所で話題を呼び、その言動が「野々村ポーズ」と呼ばれるなど、野々村は一躍時の人となった。ネット上では大量のMAD動画やコラージュ画像が作成され、ネタとして消費されていった。海外メディアでも広く取り上げられ、イギリスの公共放送局であるBBCは公式サイトにトップニュースとして掲載した。

一方、朝鮮人に侮蔑感情を持つ右派系ネットユーザー(いわゆる「ネット右翼」)は、野々村が会見中に見せた水の飲み方*1を根拠に「野々村は(帰化した)在日朝鮮人だ」とする「在日認定」を行った。

後に詐欺罪で起訴され、2016年7月に懲役3年・執行猶予4年の有罪判決を受けた(確定)。

*1:ネット右翼の間では横を向いて口元を隠して水を飲む行為を「朝鮮飲み」と称して、在日朝鮮人の証とみなしている。朝鮮における飲酒時のマナー(目上からの酒は2度断り3度目で受け、横を向いて口元を隠して飲む)とよく似た水の飲み方を見せた中道〜左派系議員に対する在日認定の根拠としてネット上で提唱されるようになった。

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