書誌情報:扶桑社新書(461),246頁,本体価格860円,2023年3月1日発行統一協会問題の闇 国家を蝕んでいたカルトの正体 (扶桑社新書)作者:小林 よしのり,有田 芳生扶桑社Amazon本書のタイトルは「統一協会」である。著者のひとり小林は正式名称「世界基督教統一神霊協会」に由来する統一協会とし,教会ではないとの認識からである。他方,有田は表記にこだわらずに判断してきたという経緯から統一教会としている。本書での発言はそれぞれ「協会」と「教会」と使い分けている。 ふたりの主張の共通点は,統一協会(協会)は宗教を隠れ蓑したカルト集団であるのみならず外国(韓国)による「武器を用いない侵略」(…