和久峻三原作の法廷推理小説。
様々な事件やトラブルに対峙する、検察事務官からの叩き上げであるベテラン検事「柊茂」の姿を描く。
娘である「柊葉子」との法廷対決も見所のひとつ。
1980年にはフランキー堺主演でドラマ化された。
和久峻三の小説が原作のドラマ。1980年にフランキー堺主演で始まり、現在では橋爪功が引き継いでいる。
原作での赤かぶ検事(柊茂)の任地は、岐阜県高山市、山口県下関市、長野県松本市などがあり、
ドラマ版では岐阜県高山市、山口県萩市、静岡県浜松市、石川県金沢市などがある。
京都など任地以外の土地を舞台にしたものもけっこうある。
原作同様、柊茂と柊葉子との親子対決が見せ場として用意されており、シリーズごとに葉子役のキャスティングや設定も変更されている。
また、『赤かぶ検事奮戦記』以外の和久峻三作品をドラマ化したものが何本か用意されているのも特徴的。
原作に登場する2人の息子(そのうち柊正雄は裁判官になり,主役とする小説「けん玉判事補」シリーズがある。)はテレビシリーズでは登場してはいないが、現在放送中のテレビスペシャルシリーズは原作に近い形で作劇されているので、きちんと登場している。
柊(ひいらぎ=フランキー堺)は、岐阜地検飛騨支部のたった一人の検事。現場での捜査指揮、逮捕状の執行、起訴、公判とすべて一人でこなす庶民的な検事。この柊の姿を中心にした事件ドラマ。