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観世音菩薩坐像

(アート)
かんぜおんぼさつぞう

仏像の一種。

対馬の観音寺所蔵

長崎県指定文化財。像内から発見された結縁文に天暦3年(元徳2年、1330年)2月に戒真ら三十数名の発願によって造立されたとあるため、14世紀の朝鮮半島で制作された仏像であると考えられている。結縁文には「高麗国瑞州浮石寺」とも記されているため、かつては同寺に安置されていたものと考えられる。対馬の観音寺に安置されるようになった経緯は不明。儒教を国教とした李氏朝鮮は仏教弾圧の影響が理由の一つと考えられている。

2012年(平成24年)10月、韓国人に盗まれた。同時に対馬市の海神神社の国指定の重要文化財「銅造如来立像」や多久頭魂神社の長崎県指定の有形文化財「大蔵経」も盗まれ、韓国内で売り捌こうとしているところを逮捕。大韓民国忠清南道瑞山市の瑞山浮石寺の信徒会は、観音寺の観世音菩薩坐像はもともと浮石寺にあったものを日本が不当に強奪したのだと主張し、対馬の観音寺ではなく瑞山の浮石寺に返すよう求めている。

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