一条真也です。『猪木のためなら死ねる』藤原喜明・佐山聡・前田日明著(宝島社)を読みました。「最も信頼された弟子が告白するアントニオ猪木の真実」というサブタイトルがついています。宝島社のプロレス本は名著揃いですが、本書も大変興味深く読むことができました。メイン著者の藤原喜明は1949年、岩手県生まれ。72年に新日本プロレスに入門。新人時代からカール・ゴッチに師事し、のちに“関節技の鬼”と呼ばれる。84年に“テロリスト”としてブレイク。同年7月に第一次UWFに移籍し、スーパー・タイガー(佐山聡)や前田日明らとUWFスタイルのプロレスをつくり上げる。その後、新生UWFを経て、91年に藤原組を設立。藤…