フレンジー [Blu-ray]ジョン・フィンチAmazon 『マーニー』、『引き裂かれたカーテン』そして『トパーズ』と、近作3本が失敗だったと感じたヒッチコックは自身を立て直す新しい主題を探し求め、アーサー・ラ・バーン作の「Goodbye Piccadilly, Farewell Leicester Square」の映画化に取り組んだが、つまりそれはヒッチコックお得意の「殺人ミステリー」であり、「犯人の取り違え」という馴染みのテーマではあった。 このプロジェクトは1968年にはスタートしていて、ヒッチコックはなんと、まずはウラジーミル・ナボコフに脚本執筆を打診したという。前に依頼したときは10…