日本海軍の建造した大型正規空母。太平洋戦争時の艦隊主力として活躍した。
飛龍級(蒼龍級)空母の弱点である防御力と航続力を改善した大型空母。初期計画時の排水量は23,550tであったが、各種改正を加えるうちに排水量は増加し、最終的に26,000t近くにまで達した。その為常用搭載機数は飛龍よりも15機多く、補用機も従来とは異なり、すぐに使用状態にできる方法で搭載していた為、実質的には赤城や加賀を上回る攻撃力をもった艦となった。
舷側に煙突を設置したアイランド型空母であるが、飛龍で試みた左舷中央の艦橋は実績不良であり、従来どおり右舷前方に設置した*1ため、シルエットは蒼龍に近いものとなっている。
大和などと同じマル三計画で計画され、開戦直前に竣工。に参加し、ミッドウェー海戦で大型空母に致命的な損失を受けた後は、再建した機動部隊の中核として最後まで活躍し沈没した。
*1:翔鶴は建造途中に変更したために、艦橋付近の図面が瑞鶴とは微妙に異なる