写真家。 関連語 リスト::写真家 1947 群馬県に生まれる 1953 横須賀に家族と移る 1970 多摩美術大学デザイン科織りコース中退 1975 写真を始める 1979 第4回木村伊兵衛賞 (シリーズ「アパートメント」に対して) 1999 第11回写真の会賞(「AIR」展に対して) 第15回東川賞国内作家賞 (「1・9・4・7」から 「SCARS」に至る作家活動に対して) 現在、東京都在住
何の衒いもなく、作者にとっての「銀座」が写真で紹介される。 1947年に生まれ横須賀で育った彼女にとっての「銀座」は我々の世代や育環境の人間とはまた異なる感慨がある場所なのだろう。 並んでいるのは直近のモノながらも、おそらく原風景は引きずっているのだろうし、その頃に在った店が今も続いていることにはやはり感慨を覚える。 「オムライス」「香水」「草履」「釦」「カクテル」「包丁」「鋏」「絵具」「天麩羅」と。 ああ、そうした一流の品が在る場所だなと、改めて認識もする。 会期は~10月15日(日)まで。
ごきげんよう、式部です。 先日SUPER LABO STORE TOKYOにて、石内都 「Naked Rose」鑑賞したので 今回はその感想です。 www.superlabostoretokyo.com 石内都とは 群馬県生まれ、横須賀市育ちの写真家。 自然や皮膚をテーマにした作品を多く残している。 SUPER LABO STORE TOKYOについて 東京都千代田区にある写真をテーマにしたコンセプトストア。 写真集の販売や展示を主に行っている。 詳しくはHP参照。 www.superlabostoretokyo.com カタカナの看板とショーケースのネオンが特徴です。 この様に写真集が並んで…
映画「長崎の郵便配達」がよかった。 ので、図書館でそのもとになった書籍を借りてみた。 これがいいんだなぁ。 もちろんスミテル少年の被爆体験を語っているのだが、生まれてから被爆前、被爆、被爆後の生活、考え方、人との交わり、戦争遂行者たちの考え、そして作者(戦闘機パイロットだった)自身の考えなど、様々な視点や光景がないまぜになって、うねるように思考を揺さぶってくる。 自然を愛していたという作者の表現は、暗く重くなりがちな被爆体験談に別の視野角を持ち込んでくる。 戦争遂行者たちの考えや科学的データの端的な記述が、視野を広げてくれるとともに、読者である自分の立場を感じ考える上での材料を提示してくる。 …
1996年のオープンから25周年を迎えた、写真・メディアアート類を扱う「The Third Gallery Aya」の記念展。石内都、岡上淑子、山沢栄子のグループ展という、主に女性作家を取り上げてきた同ギャラリーを象徴する、パワフルかつ贅沢な企画だ。美術館で観るのとは全く異なる体験となったのが面白かった。 【会期】2021.7/10(土)~8/7(土)(7/27展示入れ替え)
2017-18の横浜美術館『肌理と写真』以来の、石内都の大規模な展示である。横浜での展示とは異なり、作者が撮り続けてきた「目に見えない時間」の脈を辿りつつ、近年の日常の中で撮られたスナップと、台風の浸水で被災した自身の収蔵作品を写した写真を提示するという、代表作の提示に留まらない構成がユニークだった。 【会期】2021.4/3(土)~7/25(日)
太平洋戦争下の閉塞した日常を生きる、19歳の里子(二階堂ふみ)。母(工藤夕貴)とふたり暮らしだった家へは、焼け出された叔母(富田靖子)が転がり込んできた。いよいよ本土決戦が迫る中で、里子は隣に住む妻子持ちの男(長谷川博己)と関係を持ってしまう。
(ポピュラー・カルチャー論講義補遺)「アメリカ」を考える(24) 『ヨコスカ・フリーキー』から『ベットタイムアイズ』へ 山田詠美は1959年に生まれ、明治大学漫画研究会に所属している時代にプロデューが決まり、主婦の友社の『ギャルコミ』に「ヨコスカ・フリーキー」(1982年3月号~83年1月号、本名の山田双葉名義)を連載します。横須賀を舞台にハーフ(黒人の父、日本人の母)のJBと女子高生との恋愛マンガです。小説家としては、1985年に「ベットタイムアイズ」――売れないクラブ歌手キムと黒人米兵スプーンとの同棲生活を描く――で文藝賞を受賞しデビュー。芥川賞の候補にもなりました(その後、1987年「ソ…
レッサーパンダを見ていまーす。 トリエンナーレの作品? ではないですよー。 昨日(4/18)は楽しみにしていた横浜トリエンナーレ2024へ 電車に乗ってお出かけ♪ hapo-mina.hatenablog.com JR桜木町駅から 旧第一銀行横浜支店→BankART KAIKO→横浜美術館の順で周る予定でした。 建物の周りがなんだか静かです。 あれれ? 今日は休館日ですって! なんということでしょう。 気を取り直してBankART KAIKOのある建物へ行くと ここもひっそりとしていると思ったら シャッターが降りて「本日休館」ですって。 ええええええ~~~~。 最後の望みの横浜美術館へ向かおう…
日没 (岩波現代文庫, 文芸352) 作者:桐野 夏生 岩波書店 Amazon 日没 (岩波現代文庫, 文芸352) 著者 : 桐野夏生 岩波書店 (2023年10月14日発売) f.2024/3/4p.2023/11/6 from amazon site 小説家・マッツ夢井のもとに届いた一通の手紙。それは「文化文芸倫理向上委員会」と名乗る政府組織からの召喚状だった。出頭先に向かった彼女は、断崖に建つ海辺の療養所へと収容される。「社会に適応した小説」を書けと命ずる所長。終わりの見えない軟禁の悪夢。「更生」との孤独な闘いの行く末は――。足下に拡がるディストピアを描き日本を震撼させた衝撃作、待望の…
「植物考」藤原辰史著を読んだ。今の僕たちを取り巻く世界をこんなに的確に簡潔に言葉にしてくれた人がこれまでいただろうか。「私はそれを植物性からの人間の大きな乖離、あるいは、人間のうちなる植物性の弱体化と呼びたい」藤原さんいいな、もっともっと読みますから。石内都さんの表紙のバラの写真も素晴らしい。 マンクーゾによれば、植物は知性を、つまり、問題を解決する能力を持つという。それは問題から逃げないで、問題を解決する能力であった。根を持ち、環境に浸ることが本質である植物に、そもそも逃走という選択肢はあり得ないからだ。p.76 かつて、ゲーテもルソーもノヴァーリスも植物をまるで人間の魂や共和性を論じるよう…
神村恵さんを共同でディレクションしているblanClass+神村 恵「身ひとつで生きる」Live Art ツアー@BankART Life7ですが、今週から展覧会は始まっております。そしていよいよ来週の3/23から全12回毎週土曜日にLive Artツアーが始まります。イベントは全て予約制(https://bankartlife7-blanclass.peatix.com/)になっています。ご注意を…。 来週3/23(土)、最初のLive Artツアーは、神村恵による身体ワークショップ、街歩きツアー[裏と表を合わせてみる]です。今回の企画の共同でディレクターでもある神村さんは、振付家でダンサー…
blanClassの小林さんから、横浜の街で行う企画を一緒に考えてくれないかと依頼があったのは、年末近くでした。なるべく“身ひとつ”で街に出ていき、動いたり考えたりしてみたい、という方向性を示されました。 「身ひとつで生きる」という言葉は、いかにも魅力的な響きを持っています。慣習や前提にとらわれない、孤独を恐れない、なるべくものを持たないなどの、自由で身軽な状態を想起させます。 しかし実際のところ、社会生活を送る以上は、本当に身ひとつで生きることは難しいことだと分かります。公共の場で服を着ていなければ、警察が飛んでくるでしょうし、災害や戦争などの状況で路上に放り出されたら、寒さや暑さ、他者との…
BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」にblanClassとして参加する。そして期間限定ではあるが、blanClassのLive Artが実に4年ぶりに復活をする。blanClassへのミッションは、このエリアに、もうひとつのレイヤーを創出すること。 このミッションへの回答のひとつは、振付家でダンサーの神村恵さんを共同でディレクターに迎えること。神村さんは、軽やかで、誰とも違う視点からアプローチするアーティスト。きっとこの企画に珍しい視点を持ち込んでくれるはず。そして神村さんとの最初のミーティングで出てきたキーワードが「身ひとつ」だった。 「身」には、何かを、担…
気になる展覧会やイベントのリスト◉訪済'240518−0529 ポストKawaii : ハイパーポップ2024|SUNABA ギャラリー|※斉藤P、縁海臍、吉田有花0518 すずめのティアーズ ワンマンコンサート|音凪0508−0708 わたしが難波橋のライオン像をつくりました!! なにわの彫刻家・天岡均一没後100年記念展|大阪歴史博物館0503−0505 春一番|服部緑地野外音楽堂0502−0715 辻愛造 風景・風俗・挿絵|西宮市大谷記念美術館0428 ひるねこぶたぬきコンサート|姫路城北側シロトピア記念公園野外ステージ|※井手健介、mmm、山本精一&須原敬三、ゑでぃまぁこん0428 寺…
仕事。忙しいことに対してはそこまでストレスは起きないが、これは俺がやらなあかんのか、でも放っておくとコールくるしなあみたいなものを拾うのと、なんで全部止めてこれ開発しないとだめなん、しかもやれるって言ってたスケジュールにはちっとも間に合わなそうなのに途中まで調子いいこと言って、スケジュール詰めると急に「そういうことですか」みたいなことを言われるなど。こいつらもう限界なのではという世界線に突入。 半年準備して申請した融資が砕け散った。当日までのプレ面談、面談と担当者の反応が良く、商工会からは「間違いないと思うんで進めましょう」と言われていた矢先。電話で「なんかだめっぽいです」。いろいろ聞いて理由…
あなたの写真は、パフォーレーションがうるさ過ぎる。と、石内都が言った。
東京銀座の資生堂ギャラリーで石内都展「初めての東京は銀座だった」が開かれている(10月15日まで)。石内都は1947年群馬県生まれ、神奈川県横須賀市で育つ。以下、資生堂ギャラリーのホームページより、 1979年、初期三部作のひとつ「APARTMENT」で第4回木村伊兵衛写真賞を受賞。同じ年生まれの女性の手と足をクローズアップした「1・9・4・7」以降、身体の傷跡を撮ったシリーズを展開。2005年、母の遺品を撮影した「Mother’s 2000-2005 未来の刻印」で第51回ヴェネチア・ビエンナーレの日本代表に選出されてから世界的に注目を集めるようになりました。2007年より現在まで続く、原爆…
#石内都 #初めての東京は銀座だった #資生堂ギャラリー #銀座東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下 1 階 資生堂ギャラリー にて「石内都 初めての東京は銀座だった」開催中です。 ホームページから抜粋/石内都が最初に銀座を訪れたのは、1962年15歳の春でした。東京でバスガールをしていた叔母に、当時流行っていたジャズ喫茶に連れて行ってもらうためでした。その後、映画鑑賞や美大時代に画材の購入のため足を運ぶようになります。そして、写真家としてのスタートとなった初期の三部作、「絶唱、横須賀ストーリー」(1977年)、「APARTMENT」(1978年)、「連夜の街」(1980年)の個…
談春さんと三三さんの牡丹灯籠を、 友人にチケットあるよと声をかけてもらいでかける。 リレー形式での牡丹灯籠で、高座前のトークによると 談春さん曰く、2人の声のトーンが似ているからとのこと。 例によって、あちこち脱線するトークだが 三三さんは切り返し含めてトークが随分上手になっている。 名古屋や九州ですでに同じ会をやっているために 少しだけ、いつもの遠慮がなくなってきたのか、あるいは ここまでは踏み込んでも大丈夫というラインがわかってきたのか。 堅いだけだったのが見違えるよう。 ごあいさつ:談春 三三 宮戸川:三三 お露と新三郎~三崎村まで:談春 中入り 三崎村からお札はがし~お米談判まで:三三…
9/2暑いやんけ〜晴れ友人と遊ぶ。案内をもらっていたのにすっかり忘れていた銀座エルメスの『エナメルと身体』展と資生堂ギャラリーの石内都の写真展を見た。エルメスの方は小川待子さんが好きで案内をもらったのだけど(そして今回もとてもよかったのだけど)、安永正臣さんという人の作品もとてもよかった。「こちら側と向こう側」のあるインスタレーションで、こちら側のオブジェを眺めてから向こう側に行き、こちら側になった「向こう側」のオブジェを眺め、そのオブジェ越しに向こう側になった「こちら側」のオブジェを見ると、合わせ鏡を見ているような気持ちになるのだが、その間には埋まらない時間のズレがあり(ちょうど向こうとこち…
○「美少女との邂逅 〜晩夏の小品展〜」(画廊一兎庵) (会期:2023年8月28日(月)~9月2日(土)) ○「ステファン・サグマイスター ナウ・イズ・ベター」 (ギンザ・グラフィック・ギャラリー) (会期:2023年8月30日(水)~10月23日(月)) ○「石内都 初めての東京は銀座だった」(資生堂ギャラリー) (会期:2023年8月29日(火)~10月15日(日))