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石上宅嗣

(読書)
いそのかみやかつぐ

粗筋

石上宅嗣。(729-781) 大納言。出自は物部氏、石上麻呂の子。一度、石上朝臣を物部朝臣に戻るように上表し、それが許されるが、宝亀六年ではまた石上朝臣に戻った。のち石上大朝臣。
淡海三船とともに当時最高な知識人である上に、私設公開文庫・芸亭(うんてい)を創設する事にも名高い。賀陽豊年を賞識する話も有名である。


作品

『続日本紀』や『経国集』などで漢詩文の作品を残った。

続日本紀

  • 芸亭銘(節録)
    • 内外兩門,本為一体。漸極似異,善誘不殊。僕捨家為寺,帰心久矣。為助内典,加置外書。地是伽藍,事須禁戒。庶,以同志入者,無滯空有,兼忘物我,異代來者,超出塵勞,歸於覚地矣。

経国集

  • 小山賦
    • 夫四序之交代,經万古以無私。草逢春而花錦,樹入夏而葉帷。秋氣悲兮落実,冬風急兮塞枝。觀節物之如此,覺世人之盛衰。開瀛岳兮蘼覿,望帝鄉兮難期。顧為山之在進,想覆簣之不移。事孰有貴,会心無卑。搆微岫於庭際,引細流於堂垂。天下有山,地中生木,小人以遠,君子所育。雖乏習坎之勢,豈謝設險之徳。坐酌損之澤西,臨制節之水北。爾乃參差簣土,日度不障,皎潔坳地。風動而爰漲。松欹岸兮傾盖,石澄流兮泛鏡。雲片覆兮嶺陰,月半出兮谿映,鳥乍鳴兮遷木,我若遺兮委命。嗟大造之珠品,誠卑細而同慶。於是攝深思於一指,跨鯤海而無居。騁幽情於万物,據蟻垤而有餘。信夫不出戶牅而知矣,何必歴覽山水而尚諸。聊託文之在茲,式写心之所如。亂曰:四節遞謝兮,万物榮枯。視昔異代兮,知後同途。高尚在心兮,坳地足只。清淨委命兮,崑岳蔑爾。禽獸不群兮,何必避世。簞瓢為樂兮,聊以卒歳。為而不恃兮,孰知其徳。燕処超然兮,唯道是則。
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