ファミコン用アドベンチャーゲーム「ポートピア連続殺人事件」のネタバレであるが、あまりに有名なのでほとんどネタである。
「ポートピア」はファミコン初のアドベンチャーゲームであり、ファミコンで楽しめるようにコマンドをメニューからの選択式にしたところに最大の特徴がある。
以下ネタバレ。
必要な情報を集め終わった後、コマンド「とる」→「ふく」を最後に用いることで最後の証拠が現れ、部下であり語り部であり真犯人でもあるヤスを逮捕できる。「たいほしろ」といったコマンドがダミーであり、「とる」はそれまでも証拠集めに用いられている基礎コマンドであるという仕掛けがなされている。コマンドの使用法・犯人の立ち位置はコマンド選択式アドベンチャーゲームならではのトリックだが、ある意味究極の手段であり、最初のソフトでこんなことをやられてしまっては他の同類ゲームを作ろうという人々にとってはたまったものではない。