1838〜77(天保9〜明治10) 幕末期の薩摩藩士。 はじめの名前は「中村半次郎」。幕末に京都で「人斬り半次郎」とおそれられた。 戊辰戦争では会津若松城の攻略戦に参加。 維新後、陸軍少将となるものの、征韓論に敗れて西郷隆盛が鹿児島に帰るときに彼も辞職、行動を共にする。 西南戦争で西郷の死を見届けた後、城山で戦死。
人斬り半次郎 幕末編(新潮文庫)【電子書籍】[ 池波正太郎 ]価格: 869 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 薩摩藩内でも「唐芋侍」と蔑まれる貧乏郷士の家に生れた中村半次郎。その逆境の中で、ろくに読み書きもできないが、大らかで真っ直ぐな性格で知られていた。示現流の使い手でその剣に敵はなく、美男子で惚れた女性には見境いない。「出戻り」の幸江に入れあげて、夜這いを繰り返す毎日。 島津久光に従って上洛すると京で諸国の志士たちを交流して、同時に生涯を共にする西郷隆盛と出会い、重用されてそばに付き従う。志士との交流で学問も必要と考えて本に向かうが頭に入らず、字を習うも「師匠」となった法秀尼と男女の仲に…
利秋さんお誕生日おめでとうございます♡ お誕生日ピックアップガチャ、ゲットしましたー! ガチャチケが25枚ほど貯まってて。 23枚使った時点で両方ゲットできました(๑´ㅂ`๑) ぶっちゃけCV目当てで始めたけど、イベストには全然声付かなくて哀しい。 有料か、有料なんか??
*大河ドラマでは原作にない「幕末編」も制作されました(NHKより)。 【あらすじ】 明治六年の政変で、西郷を筆頭に佐賀の江藤新平や土佐の板垣退助なども下野した。また西郷の配下だった陸軍少将の桐野利秋を先頭に、薩摩閥だった陸軍から鹿児島へと帰郷する兵士が続出する。新政府の不満分子も一斉に下野したことで、反乱の種は佐幕派の旧藩よりも、倒幕に尽力した薩長土肥に集まった。 一部新政府に登用された藩士を除いて、命をかけて倒幕を果たした結果士族の身分が失われることになり、不満が頂点に達していた。実際に江藤新平は佐賀の乱を起こして死罪。そして熊本では神風連の乱、福岡では秋月の乱、長州でも萩の乱が勃発して鎮圧…
アレサンドロです。 https://note.com/tomotrp/n/n4ff8f0f916c6 より 殺し屋と聞いて、 どんな人物が浮かびますか? ゴルゴ13 キル・ビル 中村主水(必殺仕事人) ジェームズ・バンド などなど 幕末期には、 田中新兵衛 中村 半次郎(後の桐野利秋) 人斬り以蔵(岡田以蔵) あたりが有名ですよね。 中村半次郎は幕末を生き抜き、 明治陸軍の軍人になりました。 西南戦争でなくなりましたが。 映画の主人公たちは、 依頼や命令はありますが、 主体的に自分の意思で 人を殺めていった感じです。 実在の人たちは、 上に立つ人たちの一方的な 指示、命令で殺人をしていった感じ…
「人生劇場」で有名な尾崎士郎が、西南戦争をテーマに「私学校蜂起」「可愛嶽突破」「桐野利秋」「波荒らし玄洋社」の4編を書いたもの。それぞれが、西南戦争の様相を丁寧に臨場感を持って描き出しています。それぞれの現場、というか現地の様子が丁寧に描かれていて、その場の情景が目に浮かんでくるよう。ここらへんは、さすが、尾崎さん、うまいなあって思いました。 桐野利秋びいきの私としては、「桐野利秋」だけで一編あるのが嬉しい。桐野利秋の生き様、死に様を描いた短編で、桐野利秋について書かれた小説としては、私は尾崎さんのこの短編が一番好きです。尾崎さんは愛知県出身で、鹿児島とはゆかりのない作家ですが、薩摩隼人の魂み…
柴田さんは痛快でちょっとニヒルな時代小説を書かれますね。けっこうエログロナンセンスみたいなシーンも描くけれど、女性への永遠の憧れみたいなものを隠しつつ、という感じがいいです。 歴史の王道を歩く人物ではなく、クールに時代に背を向けて生きる主人公を多く描いています。眠狂四郎はその典型。 この短編集も、ちょっと時代の主流から外れた人たちを描いた物語で、テーマを幕末にとっております。等々呂木神仙なるおじいさんが語る幕末史の秘話という形を取っているのですが、そこはやっぱりシバレンなので、けっこうエロっぽい話もちらほら(笑)。でも、最後には感動の涙が出てきます。私もこの本を読んで何回も泣きました。 「会津…
幕末編と賊将編の2冊です。 幕末に人斬り半次郎と言われた薩摩の中村半次郎。維新後の名前が桐野利秋。半次郎の一生を描いた池波先生の力作です。司馬遼太郎先生が書く半次郎と、全然違うのですよね。池波作品の半次郎は、半分は女性と戯れております(笑)。そして、あとの半分は西郷隆盛を犬っころのように尊敬し、まとわりつくことに費やしています。 西南戦争で敗走し、薩摩まで戻ってきて最後の夜を城山で迎えた時、西郷さんに半次郎が心で叫ぶセリフがこれ。 しかし西郷さんは何もかも見透かしたように、「よか、よか。」と半次郎に言うのでした。 いかにも池波さんらしい、ふわりとした人間くさい中村半次郎。 幸江という故郷の女(…
幕末の薩摩藩に一人の剣の達人がいました。彼の名は中村半次郎。後に日本で最初の陸軍少将となった桐野利秋のことです。池波正太郎さんの短編小説「賊将」では、桐野利明の生涯が描かれています。池波さんは、他にも桐野利秋を主人公にした「人斬り半次郎」という長編小説を発表していますが、賊将は、それよりも前に書かれたものです。いわば、「人斬り半次郎」の前身といった感じの作品です。短編小説「賊将」では、桐野利秋が、人斬りとして幕末を駆け抜け、西南戦争で賊将として明治政府と戦う姿が、簡潔に描かれているので、一気に読み切ることができます。
北添数馬は考えていた。「このまま終わっていいのだろうか」と。幕末維新で大きく関わった人物は山岡鉄舟と西郷隆盛である。山岡先生には北添道場の顧問としてお世話になったし、鉄道も一緒に乗った。履物をプラットホームに置いてきて… 思い出すだけでも面白い。数馬の予想は当たっていた。鉄道が延伸・開業するたびに「乗りにいこう!」と誘ってくるのである。天皇の侍従なのにどういう都合をつけてくるのか… 新しいものが好きなんだな、きっと。 西郷さんは、運命だったのだろう、西南戦争で首を刎ねることになってしまった。それだけ信頼されていたのだろう思えば嬉しいのだが、複雑な心境である。奄美大島で遊んだのが楽しく思い出され…
ウォーゲーム日本史第13号の付録ゲーム『最後のサムライ 西南戦争』を対人戦2回の後、3回目のソロプレイをしてみた。 このゲームは西南戦争全体をシミュレートしたゲームだ。 マップは九州全域で、ヘクスではなくポイント・トゥー・ポイントで表している。 1ユニットは旅団から大隊だ。 1ターンは記載がないがおそらく1ヶ月程度と思われる。 ゲーム手順は次の通りだ。 1)戦略カード・ドロー・フェイズ 2)行動フェイズ 3)孤立フェイズ 4)勝利決定フェイズ 5)ターン更新フェイズ 勝利条件は相手の士気が0になるとサドンデス勝利だ。サドンデス勝利にならなければ第10ターン終了時の士気による。 士気は勝利決定フ…
新装版 翔ぶが如く (7) (文春文庫) (文春文庫 し 1-100) 作者:司馬 遼太郎 文藝春秋 Amazon 封建時代の秩序は、差別で成立している。 乃木希典、山縣有朋の子飼い。 係累に触れるのはややわずらわしいが。ええー、今さら!? 長州人は幕末のころから檄文が得意。 わが長州の死、弱かつ鈍といえども、いまだかつて一人も鳥獣の扱いを受けた者はおらぬ。清水清太郎、静かに警察に起こる。 野村忍介、鹿児島県士族、鹿児島県警察署長。あだ名は鼻。鼻の頭が割れたような刀傷の痕。 犬を呼ぶときは指笛する西郷。薩摩ではハトと呼ぶ。ハト吹き。 薩摩藩では人口の4割が武士。 木強者、ぼっけもん。学問はでき…
「人斬り半次郎」として恐れられた薩摩の中村半次郎(桐野利秋)。数馬にとってはどのような剣を遣うのか、大いに気になる。そんな数馬の視線に気づいたのか、半次郎が振り向いてにいっと笑った。「おいどんの剣は薩摩じゃと、ないもんを遣うからごわす」「それは──」剣術には決まりというものがある。その流派によって理合の違いはあるが、どの流派にも共通する理合がひとつある。それを〝剣筋〟と呼ぶのだが、その剣筋は開祖から連綿と受け継がれるものである。従って自分のものではない剣を振るうという半次郎の発言はおかしなものになるのだが。「それは、天与のものにごわす。おいどんが勝手に変えるわけにはいかん」数馬の疑問を見透かし…
ウォーゲーム日本史第13号の付録ゲーム『最後のサムライ 西南戦争』を2回目のソロプレイをしてみた。 このゲームは西南戦争全体をシミュレートしたゲームだ。 マップは九州全域で、ヘクスではなくポイント・トゥー・ポイントで表している。 1ユニットは旅団から大隊だ。 1ターンは記載がないがおそらく1ヶ月程度と思われる。 ゲーム手順は次の通りだ。 1)戦略カード・ドロー・フェイズ 2)行動フェイズ 3)孤立フェイズ 4)勝利決定フェイズ 5)ターン更新フェイズ 勝利条件は相手の士気が0になるとサドンデス勝利だ。サドンデス勝利にならなければ第10ターン終了時の士気による。 士気は勝利決定フェイズに保持して…
(以下、筆者撮影) 昨日(2月4日)東京千代田区の日本武道館において、我が国の長い歴史と伝統を持つ古武道の「技と心」を広く一般に紹介し保存、伝承、振興するため、全国各地に伝わる古武道の中から厳選した35流派による演武会、 『第47回 日本古武道演武大会』 が開催された。 開幕は例年通り「小笠原流弓馬術」演武、そして剣術・柔術・鎗術・居合術・棒術・手裏剣術・薙刀術などの諸流派による演武が続き、最後は「森重流砲術」で終了した。 幕末維新に活躍した剣術流派では、坂本龍馬も修行した「北辰一刀流」、薩摩藩の「示現流」と“人斬り半次郎”こと桐野利秋らを輩出した「野太刀自顕流」、幕府遊撃隊隊長の伊庭八郎らが…
ウォーゲーム日本史第13号の付録ゲーム『最後のサムライ 西南戦争』をソロプレイしてみた。 西南戦争全体をシミュレートしたゲームだ。 マップは九州全域で、ヘクスではなくポイント・トゥー・ポイントで表している。 1ユニットは旅団から大隊だ。 1ターンは記載がないがおそらく1ヶ月程度と思われる。 ゲーム手順は次の通りだ。 1)戦略カード・ドロー・フェイズ 2)行動フェイズ 3)孤立フェイズ 4)勝利決定フェイズ 5)ターン更新フェイズ 勝利条件は相手の士気が0になるとサドンデス勝利だ。サドンデス勝利にならなければ第10ターン終了時の士気による。 士気は勝利決定フェイズに保持している重要スペース数の多…
新装版 翔ぶが如く (4) (文春文庫) 作者:司馬 遼太郎 文藝春秋 Amazon 西郷はかならず立つ。 犬だけにはぜいたくだった西郷。犬も肥満に。うぅ。。うなぎ屋さんで鰻丼も犬にあげるから亭主が怒ったとか。 佐賀の乱。 薩摩人、嘘つかない。 「時機を得ねば勝つべき喧嘩も負けるのです。」江藤新平を諭す西郷。 死刑執行など、古代王のような全権まで持つ大久保。 乱をおこした者はみなこうである。世の者、思い知るべし。見せしめだよねぇ。 江藤新平、ただの死刑じゃなくて徳川刑法の晒し首。 藩校は漢籍からとった名前でむずかしく意味ありげな名称が多い。 みんなが作れと言うので私学校作る際郷。 薩摩固有の元…
新装版 翔ぶが如く (3) (文春文庫) 作者:遼太郎, 司馬 文藝春秋 Amazon これは政府ではない。 三条実美37歳、岩倉具視49歳、西郷隆盛47歳、副島種臣46歳、大久保利通44歳、大木喬任42歳、江藤新平40歳、あとは30代の板垣退助、大隈重信、後藤象二郎。会議のメンバー。 チャリ、薩摩弁で冗談の意。へー。 多数決が存在しない時代。 岩倉具視は美食に興味がない。 幕末の志士はナポレオンとワシントンがお好き。 次の間に控えている桐野利秋。怖い怖い。 東京から出ていきます、の西郷。いつも後始末をするのは俺、の大久保。はらはらする伊藤博文。結局、これが最後の別れに。 薩摩人、黒田清隆。勝…
こういうことあったな~というメモ。思いつくままに書き留めておく。
11月12日の大千秋楽公演のアーカイブの感想をここに書き記します。 今回の物語は本丸へ戻ろうとした山姥切国広が自分たちがなぜ戦っているのか 知るために本丸へ帰るのを遅くするときから始まります。 山姥切国広が出会ったのは15歳の織田信長でした。 彼と共に日本の歴史と共に刀の歴史(鋼)に思いを馳せます。 建速須佐之男命、厩戸皇子、三条小鍛冶宗近、北条政子、畠山義就 明智光秀、石出帯刀吉深、桐野利秋そして三日月宗近。 織田信長を中心として過去から未来へ思いを馳せます。 視聴していて思ったのは荒牧さんの演技力。 全部で10人の役を入れ替わりながら演じるのは中々できないことです。 すごいという言葉しか出…
配信で見ました。 舞台『刀剣乱舞』山姥切国広 単独行 -日本刀史-
鹿児島神宮には二つの鳥居がある。 参道入口のコンクリート造の朱塗りの大きな鳥居が一の鳥居で、参道入口の石造の鳥居が二の鳥居である。 二の鳥居には、明治40年(1907年)8月吉日建設と刻まれている。 江戸時代後期の薩摩藩の地誌、三国名勝図会写図に鹿児島神宮社殿の全体が描かれているが、そこには二の鳥居は描かれていない。ということは、江戸後期までは二の鳥居はなかったと思われる。 奉納主は、大隅国加治木町(現姶良市加治木町)の小杉恒右衛門さんである。 小杉さんは、江戸末期から大正にかけての人で、西南の役に従軍している。 西南の役の後に、小杉薬舗合名会社を経営、町内各地に井戸を寄進するなどの篤志家だっ…
「イクサガミ」の第二巻が登場! 2023年刊行作品。講談社の小説誌「小説現代」の2022年4月号に掲載された「壱ノ章 仏性寺弥助」に、残りの八章分を書き下ろしで追加して上梓された作品。 2022年の『イクサガミ 天』に続く、「イクサガミ」シリーズの第二巻となる。天→地と続いてきたので、次は「人」であり、これが最終巻になるのではないかと思われる。毎年一冊ペースみたいだから、『イクサガミ 人』は2024年中の発売だろうか。 表紙イラストは前巻に続いて石田スイが担当。今回は双葉? おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ) バトルロワイアル系のお話が気になる方。幕末~明治前半…