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根岸森林公園

(地理)
ねぎししんりんこうえん

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横浜市中区根岸台にある、大きな公園。
市民の憩いの場として開放されている。

交通
JR根岸線根岸駅より横浜市営バス21系統「桜木町駅」方面行きで約12分「旭台」下車徒歩0分
または同駅より徒歩10数分(map:x139.6366y35.4175より丘へ登る小道*1が近道)。
またはJR根岸線山手駅下車徒歩20〜25分
※馬の博物館はバス停「滝の上」下車徒歩1分。
駐車場
あり(有料:最初一時間\400、以後30分\200)
レストハウス
あり、16時まで。(手弁当持参推奨)
禁止事項など
自転車・ローラースケート等・グラススキー・バットを用いた球技・ゴルフ


根岸森林公園は、日本で初めて建設された西洋式競馬場の跡地である。
公園そのものは横浜市の南部公園緑地事務所の管轄で管理されているが、公園の隣には馬の博物館根岸競馬記念公苑」があり、そこはJRAの管理運営のもとポニーが飼育されている。(時々子供を対象にポニーの乗馬会が催される。)
名馬「トキノミノル」号の像がある。


園内は緑化された公園で、丘陵の起伏に富んだ地形の芝生となっていて、その中に一周約1km強の舗装路が周回している。アップダウンやS字カーブもあり、早朝や週末にはマラソンに訪れる市民も多く、また近隣の小学校や中学校のマラソン大会のコースとしても使用されている。コース沿いには梅や桜が植えられている個所もあり、旬の季節には花見客でも賑わう。


このように園内はかつて競馬場だった面影はあまりなく、唯一朽ち果てて廃墟と化した観戦スタンドがひとつだけ取り壊されずに保存されているのが名残である。
なお、このスタンドは老朽化が激しいため周囲を厳重に囲われていて立ち入ることができなくなっている。*2
これは、第二次世界大戦の戦時中にに旧日本軍の陸軍航空隊の教演用地に使用したことがあったこと、根岸の丘の上から横須賀までの見通しが開けていて通信施設の建設に適していることなどの理由から、戦後間もなく米軍によってこの現在森林公園となっている区画を含む旭台・根岸台・寺久保・塚越一帯が米軍用地として接収され*3、後年に専用のゴルフ場として利用していた時期があるとの事で、園内の地形の起伏はそれによる造成で作られたといわれている。*4
また、敷地の外れの根岸台寄りの道路沿いに、米軍の消防署「FIRE STATION No.10」がある。
1993年頃、簑沢の一部が変換されたことに伴って、その部分を根岸森林公園に組み入れて再整備することとなり、スタンド周辺とあわせて綺麗に再整備された。スタンド裏手に作られた円形の広場はパドック(競走馬の下見場)を連想させる造りになっているが、これが戦前の横濱競馬場のパドックを模したものかどうかは定かではない。
また、残る一等スタンドも老朽化が激しく修復も事実上不可能に近いほどに困難で、遅かれ早かれ崩落の危険性があることから、たびたび取り壊しが検討されつづけている。


JRAは近年まで、休止中扱いの横浜競馬場としていたが、この現状で再開の必要性も無いことから、昨今登録を抹消し書類の上でも廃止となった。

*1:このルートは地元民には通称「首吊り階段」という縁起でも無い名前で呼ばれている。急な階段で健常者の徒歩意外での通行は不可。

*2:1992年頃までは、スタンドは2つ残存していたが、長期にわたり手入れされていないまま老朽化が進み崩落の危険性があったことから、周辺用地の一部変換に伴う再整備工事の際に二等スタンドが取り壊された。

*3:現在でも部分的には変換されたものの、まだ大半がU.S.NAVY YOKOHAMA YOKOSUKA DETOUCHMENT (米海軍横浜横須賀住宅根岸地区) として米国の管理下にある。

*4:ちなみに、園内の至るところに「ゴルフ禁止」の立て看板が見られるのはそのためである。

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