編笠十兵衛(上)(新潮文庫)【電子書籍】[ 池波正太郎 ]価格: 660 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 旗本中根家の食客で、いつも浅い編笠を被った月森十兵衛。その血筋は名門柳生家でも「別働隊」としてその名を轟かせた柳生十兵衛三厳を祖父に持ち、剣の腕前も祖父譲り。そしてこの家系には、西の丸御留守居役を務める大身旗本の中根塀十郎正冬と共に「将軍家に落ち度あるときはこれを正す」という密命が、二代将軍秀忠の代から受け継がれていた。 時は元禄、五代将軍綱吉の治世。生類憐れみ令が出されて、犬を中心に動物を害する者は死罪や遠島の刑罰も下される時代。そんな中「犬斬り」を行なう曲者を十兵衛が役人から助ける。…