・364年 百済からの使者が卓淳国に至った。(『日本書紀』) ・365年 1.壬午 ヤマト王権軍は筑紫国に侵攻した。岡県主の祖,熊鰐はヤマト王権に恭順した。(『日本書紀』修正紀年) ※熊鰐の勢力は、不弥国の末裔であり、宗像三女神を信仰していたとも推測される。また、九州王権の統一が乱れていたことが窺える(若井敏明『謎の九州王権』)。 ・365年 〔参考〕筑紫国の伊覩県主の祖,五十迹手はヤマト王権に恭順したという。(『日本書紀』修正紀年) ※五十迹手は伊都国王の末裔とも考えられる。邪馬台国が九州にあると考える立場から、狗奴国は邪馬台国を滅ぼした後に伊都国を支配下に置いていたという見解もある(田中卓…