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日本十進分類法

(読書)
にほんじっしんぶんるいほう

日本十進分類法とは

日本で使われている図書分類法。略称はNDC(Nippon Decimal Classification)。
1929年に森清が発行したものから始まり、現在では日本図書館協会が引き継いでいる。
日本目録規則(NCR)、基本件名標目表(BSH)と並んで図書館で使われる三大ツールである。

分類体系

列挙型分類表であり、概念をツリー状に組織したものである。列挙の順序はカッターの考案した展開分類法を参考にしている。記号の表記にはアラビア数字を使用する十進法を用いている。

具体例

具体例として分類の第一段階の十のカテゴリを記す。かっこないは含まれる主な本。
0 総記(情報整理、図書館学、コンピュータ関係、雑学/トリビア、百科事典、複数のジャンルにまたがる叢書類)
1 哲学、宗教(哲学各論、東洋・西洋思想、心理学、倫理学、宗教、人生訓)
2 歴史、地理(歴史、伝記、地理)
3 社会科学(政治、法律、社会、経済、教育、風俗・民俗、軍事等。受験も株も自衛隊も冠婚葬祭もここに入る)
4 自然科学(数学、理学、医学)
5 技術、工業(工業。Web・HTML等の通信技術、裁縫・料理・育児などの実用書、CAD、自動車・バイク・飛行機のカタログ)
6 産業(農林水、商、家畜等諸産業。車のカタログ・リフォームなど。小売店舗のノウハウ本等)
7 芸術(彫刻、工芸、絵画、書道、写真等。また音楽、映画、漫画など。スポーツ・格闘技等もここに)
8 言語(諸言語、語源、辞典、文法、文章、作文、読本、解釈、方言等)
9 文学(諸国文学。小説、物語、詩歌、戯曲、エッセイ・随筆、日記、記録、評論等)

歴史

 発行年を記す。

第1版
1929
第2版
1931
第3版
1935
第4版
1939
第5版
1942
第6版
1950
第7版
1961
第8版
1978
第9版
1995

第9版からその編集にコンピュータのデータベース技術を使ったと言う。
……遅すぎないか?

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