日本における中学校の教科の一つ。技術家庭と表記されがちだが、正式な記述は「技術・家庭」となり、「ぎじゅつぽつかてい」と呼ばれる。
名前の通り「技術科」と「家庭科」が合わさった教科。一般的に中学校技術・家庭科技術分野が技術科、同家庭分野が家庭科と呼ばれている。戦後、職業科、職業・家庭科を経て現在の技術・家庭科となった。
一つの教科とされているが扱う内容や活動など全く別概念であり、技術科、家庭科と必要な教員免許は別となる。
平成20年3月告示の学習指導要領によると「技術・家庭科」の目標は
生活に必要な基礎的・基本的な知識及び技術の習得を通して,生活と技術とのかかわりについて理解を深め,進んで生活を工夫し創造する能力と実践的な態度を育てる。
こととされており、科目ごとに、
「技術科(技術分野)」の目標は
ものづくりなどの実践的・体験的な学習活動を通して,材料と加工,エネルギー変換,生物育成及び情報に関する基礎的・基本的な知識及び技術を習得するとともに,技術と社会や環境とのかかわりについて理解を深め,技術を適切に評価し活用する能力と態度を育てる。
「家庭科(家庭分野)」の目的は
衣食住などに関する実践的・体験的な学習活動を通して,生活の自立に必要な基礎的・基本的な知識及び技術を習得するとともに,家庭の機能について理解を深め,これからの生活を展望して,課題をもって生活をよりよくしようとする能力と態度を育てる。
とされている。
詳細は中学校学習指導要領−第2章:各教科−第8節:技術・家庭等で。
先進国では日本のように3年間しか技術科目がない国は珍しい。
チルチャックを目当てにダンジョン飯を視聴していたのだが、だんだんとセンシばかりを目で追っている自分がいる。 「寡黙な父性像」に憧れがある。思い返せば幼少期、料理の担当は常に父親だった。そんな父親にそれなりの愛を受け育った自覚があるからかもしれない。仕事から帰ったあと、毎日おれと弟のために晩御飯を作っていた父は今考えるととんでもないことをしている。連日文句ひとつ言わずに淡々と提供してくれていた。すごいことだ。ただセンシと違ったのは一切の栄養バランスを考えていないことで、野菜嫌いのおれにおもねるように毎日極端に偏ったメニューだった。克服の機会を与えられずに育ったので、今でも野菜が得意でないままにな…