UPLが1984年に発売したアーケードゲーム。フルタイトルは『忍者くん 魔城の冒険』。
赤い頭巾をかぶった忍者「忍者くん」が、縦にスクロールするステージを駆け巡り、手裏剣で敵を倒していくアクションゲームで、敵を全滅をさせるとステージクリアとなる。
敵にぶつかると気絶させる事ができて、ぶつけられるとしばらく動けないが、それで死ぬ事は無い。敵弾に当たった事で1ミスとなる。敵キャラクターの思考パターンが多彩だったことも売り。2方向レバーで移動。2段ジャンプなど、独特のシステムを数々持つゲームで、当時のヒット作。
敵を倒すと巻物が出て、集めると1Up。「姫」が出たらストック巻物が倍増、「坊主」が出たら没収。
1985年5月10日にジャレコからファミリーコンピュータ版が発売された。
ファミコン版はWiiのバーチャルコンソール、アーケード版はPlayStation 4のアーケードアーカイブスで配信されている。
ファミコン版もヒットしたことで、ジャレコは独自に忍者くんの弟・じゃじゃ丸くんが活躍するファミコン用ソフト『忍者じゃじゃ丸くん』を1985年11月15日に発売した。
本家UPLからは1987年に続編『忍者くん 阿修羅ノ章』が発売され、アーケードでヒットした。こちらのファミコン移植版は、1988年5月27日にUPLから発売された。前作と同様にファミコン版はWiiのバーチャルコンソール、アーケード版はPlayStation 4のアーケードアーカイブスで配信されている。