スペシャルドラマ「侵入者たちの晩餐(ばんさん)」(1月3日放送)を見た。脚本はバカリズムで、演出は水野格と「ブラッシュアップライフ」による再タッグのサスペンスドラマ。エンタメ要素満載。 放送前に公表されていた簡単なあらすじは「家事代行サービスで働く平凡な女たちがある理由で豪邸に侵入するサスペンスドラマ」だった。 ところが、このドラマ、一筋縄ではいかない展開が待っていた。例えればミルフィーユの構造。ストーリーが新たな登場人物によって見え方が何層にも重なってくる。 ”バンテージ・ポイント”(同名タイトルの映画を見ている人は判る)的に新たな登場人物たちによって、その見え方がガラリと変貌していくのがバ…