<富田メモ> 「富田メモ」とは、平成18年7月20日に日経新聞が一面トップで「昭和天皇A級戦犯靖国 合祀に不快感」と報じる根拠となった、元宮内庁長官・富田朝彦氏のメモのことです。 富田氏は平成15年に亡くなりましたが、手帳14冊、日記13冊の記録を残していました。 その資料を遺族から預かった日系の記者が、問題のメモを発見しスクープしたのです。 走り書き4枚のそのメモは、手帳の昭和63年4月28日、つまり昭和天皇最後の誕生日の前 日に当たる頁に貼り付けられていたということですが、最初に公表されたのは4枚目の 後半部分のみでした。 丁度その当時は、小泉首相の靖国参拝が議論を呼んでいる最中であったこ…