本。ドイツの哲学者マルティン・ハイデガーの主著Sein und Zeitの邦題。存在一般の意味を問う。全集版などでは『有と時』と訳される。 形而上学に於ける「存在の問い(Seinsfrage)」の復興や実存哲学の隆盛・発展に多大な影響を与えた。 ISBN:4121600517、ISBN:4121600533、ISBN:412160055X
2018年11月号掲載 毎日新聞夕刊報道グループ記者(当時)/藤原章生 記憶の中でも特によく覚えている光景がある。何度も思い出すたびに残像はより強くなり、元の型は多少変わるだろうが、忘れがたい記憶となっていく。 そんな中の一つにこんなものがある。 中米のグアテマラシティーの路上を歩いている自分の後ろ姿だ。幅3mほどの石畳の道の両脇で赤っぽい民族衣装を着た先住民の女性たちが花や陶器、腕輪などの工芸品を売っている。道はひどく混んでいて、その中を、青い薄手のジャンパーを着た自分がやや肩をいからせて歩いている。 ただ、それだけのなんの変哲もない記憶だ。25歳の夏のことで、安宿で寝入り端、その日の自分の…
また、新しいブログを作る。仕事に「存在と時間」の気持ちや哲学を入れて、収益を出したい。お金を払って、ブログをレンタルしないと、広告は出せないのだろうけど、収益を出せる記事が書けたらなあ、と想う。 ピカソの絵とか、Amazonアフェリエイトで、広告を出して、飾ってみましょうよ、と書くとか、そう言うので、儲かった事は無い。なんだか信頼出来る記事を書いて、まあ、色んな広告を出して、なんとなく広告を信じて貰った経験しかない。 アフェリエイトで成功する人は、狙って、色々と広告収入を得るのだろうけど。自分もやって、成功出来たらなあ、と想う。上手い人はでも、コピーライティングの才能がるのだろうね。
★この記事を読むと、20世紀の哲学者マルティン・ハイデッガーによる主要な著作『存在と時間』を読みたくなります。 ★詳細はこちら→『存在と時間 - Wikipedia』 ★詳細はこちら→『マルティン・ハイデッガー - Wikipedia』 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)}…
そろそろ「聖書協会共同訳」も読んでおかないと、人生において遂に読むことなく終わってしまうかもしれないからなぁ。それが、今週のお題「読みたい本」の一冊だ。 ワガハイが通読したのは日本聖書協会の「新共同訳」だ。日本で一番多くの人が読んでいる聖書だと思う。 そりゃあ、ナニ読んだって内容はそ~ゆ~コトだけど。 案外「文語訳」が面白いんだけどね。コレ、読みたい人はWeb.上で公開されているから読める。もっとも「新共同訳」も「聖書協会共同訳」も、その気になれば日本聖書協会ホームページから、いちいち部分を検索して積み上げれば・・・相当に面倒だが読めるコトは読める。 まあ、サッサと一冊購入してしまった方がイイ…
極限の思想 ハイデガー 世界内存在を生きる (講談社選書メチエ) 作者:高井 ゆと里 講談社 Amazon 『ハイデガー-世界内存在を生きる-』高井ゆと里著を読む。 ハイデガーの『存在と時間』岩波文庫全3巻は、学生時代に読み通せた数少ない本。あ、一応読んだということで、わかったかというと甚だ心許ない。 なぜ読み通せたのか。他の哲学書が観念的(ま、一応)、小難しいジャーゴンだらけなのに対し、『存在と時間』は何かシステム論的というのか、人間社会の構造や自己と他者の関係性の枠組などが書かれていて、比較的とっつきやすかったから。 ま、大テーマがである「私たちがそれぞれ「私」の生を生きているとはどのよう…
時折ブログを拝見させていただいております。貴重な資料の数々たいへんありがたく深謝いたします。私はまだ日蓮正宗寺院に縁して〇年目、登山もまだ〇回しか内拝できておりません。御書はひととおり目を通しましたが、まだまだこれからの幽霊です。 現在〇歳で、昭和〇年頃最初に親を折伏したのが創価、幼稚園児のその頃はじめて個人宅の本尊に唱題をしました。ずっと創価ばかりが折伏(勧誘)していて一時期(破門後〇年程)創価に所属したのですが、あまりに日蓮正宗の宗旨から外れていたので詐欺に気が付いて脱会、〇歳でようやく本物に出会いました。門前折伏に逢いましたがスルー。〇寺寺院内に無断で侵入して唱題していたところ信徒に声を…
左から、ヴィトゲンシュタイン、ヒトラー、ハイデガー。1889年生まれの同い年。 それまでの哲学をひっくり返した天才、ヴィトゲンシュタイン。ナチスの指導者、ヒトラー。そして、究極の哲学書「存在と時間」を著した、ハイデガー。奇しくも時代を動かしたこの3人が同じ年の生まれであるとは。。。なかでも、ハイデガーは、私を宗教2世の呪縛から解き放ってくれた恩人。「存在と時間」は未完の大著。挫折の金字塔なのだ。なぜそれが上梓から100年を過ぎても、今でも問題の書なのか?それは存在論に正面から挑んだ、人類最初で最後の書だから。 皆さんは、一度でもこんな疑問を持ったことがあるだろうか?「なぜ何もないのではなく、な…
世界の名著 74 ハイデガー (中公バックス) 作者:ハイデガー メディア: 単行本 ハイデガーは「das Man」という概念によって、近代的な「自我」としての「私」を否定したとされる。 川原栄峰によれば、ハイデガーの「das Man」という概念は、20世紀の人々に大きな衝撃を与えた。デカルトやカントなどが生きた近代以降、独立自存した「自我」としての「私」が存在することは、当たり前の事実として認められてきた。しかし一方で、ハイデガーはこのような独立自存した「自我」としての「私」の存在を否定する。 今回は、ハイデガーの「das Man」という概念を、以下の2つの手順で検討する。 1つ目は、「da…
Node.jsによるReverse Proxy実装をGoでリプレイスした話 技術本部 Bill One Engineering Unit(以下、Bill One EU)の川原です。23卒としてSansan株式会社に入社し、インボイス管理サービス「Bill One」の開発をしています。今回はNode.jsによるReverse Proxy実装をGoでリプレイスした話をします。
前回の、 kyakunon.hatenablog.com つづき。 自己意識は自分自身に対してロゴスでない時、自分がもはや犠牲となるしかないような論理の餌食となる。弁証法はもともと自己意識に対して、自己意識が自分自身に対してこの弁証法でない時、遂行されるのである。(32) 美しい魂は、話法のこちら側で自分を唯一だと思った直接的な意識が実行した運動を、自分だけで、また素朴さを失いながら実行する。美しい魂はついに分解して狂気となり、純粋な存在もしくは無の直接性の中に沈む。(33) ん?無じゃなくて存在でもいいんだっけ。「狂気」というメタファーがここで出るか。 「真実の」と言うのは、特殊な諸規定の媒…
(2024/4/24) 『日本怪異妖怪事典 中部』 高橋郁丸、毛利恵太、怪作戦テラ、朝里樹 笠間書院 2022/8/26 <井戸菊の谷の狒々> ・筆者命名。富山県中新川郡上市町伊折の話。 『三州奇談』巻之五に「異獣似鬼」として記されている。 この猅々は風雲を起こして風の中を飛行する。よく人を引き裂いて、投げ散らかして捨てるのだという。 昔、伊折村に源助という樵がいた。彼は大力で足も速く、二、三人の友と山で猟をして獣の肉を食おうと山に入ったところ、一日のうちに猿や狸などを70匹余り、刀を使わず拳で打ち殺してきたというほどの覇気の者であった。ある時、井戸菊の谷という所に樵たちが初めて入ろうとしたら…
記事の内容 この記事では、これまで私が読んだ哲学・思想書を紹介します。 どれも読んでみて面白かった、学びになった本です。 まだまだ私自身、歩みの途中ですが、読書記録として、この記事にまとめておきたいです。 哲学や思想に興味ある方の役に立てれば、と思います。 それでは、目次をご覧ください。 記事の内容 そのほかのテーマの読書記録 本紹介 史上最強の哲学入門 飲茶 はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内 野矢茂樹 哲学の謎 野矢茂樹 1日で学び直す哲学 甲田純生 反哲学入門 語源から哲学がわかる事典 哲学入門 戸田山和久 哲学トレーニングブック 山口尚 勉強の哲学 来るべきバカの…
時空を超えた謎多き人物、サンジェルマン伯爵。18世紀ヨーロッパを舞台に数々の伝説を残した彼の話は、今も尚、多くの人々を魅了し続けている。 不老不死とされ、歴史の影で影響力を行使したという彼の物語は、ただの逸話に留まらず、現代のメディアやポップカルチャーにも深く根付いている。 この記事では、サンジェルマン伯爵の不思議な魅力に迫り、彼の生涯と伝説が現代にどのように解釈されているのかを探る。 序章:時を超える謎の人物、サンジェルマン伯爵 1-1. サンジェルマン伯爵の基本情報と歴史的意義 1-2. 伯爵に関する人気の高まりとその理由 歴史の中のサンジェルマン伯爵 2-1. 活動した時代の歴史的背景と…
大谷選手やりたいことがある時間がないについて 大谷選手やりたいことがある時間がない大谷翔平選手の葛藤と挑戦:常に向上心と時間との戦い メジャーリーグで旋風を巻き起こす大谷翔平選手。投手と打者の二刀流という前人未踏の偉業を成し遂げ、世界中から注目を集めるカリスマアスリートです。しかし、その華やかな活躍の裏側には、常に向上心を持って努力し続ける大谷選手ならではの葛藤と挑戦が存在します。 インタビューでは、「やりたいことが時間がない」と語ることがあり、その言葉には、二刀流という過酷なスケジュールと、更なる高みを目指す向上心の狭間で葛藤する大谷選手の心情が表れています。 このコラムでは、大谷選手のスト…
ポストモダニズムに対する批判の中で最も世間を騒がせた有名な騒動はソーカル事件でした。 ポストモダニズム系の学術雑誌に、アラン・ソーカルがポストモダニズム系の専門用語を誤用しまくった論文を書いて投稿したら、査読を通って、その論文が掲載された。ソーカルはその論文の中で、ポストモダニズム系の学者が書いた論文を数多く引用し、彼らの多くが数学の専門用語を誤用していることを指摘している。 東浩紀はソーカル事件よりも「サイエンス・ウォー」という著作の方がより的確だとして、そちらを推薦している。 サイエンス・ウォーの前半3分の2ほどは、ポストモダニストや人文科学系の学者が論文の中で数学の専門用語を誤用している…
時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!オットー・ザンダーAmazon 「ベルリンの壁」崩壊後に撮られた、『ベルリン・天使の詩』の続編。前作から6年、ダミエル(ブルーノ・ガンツ)はマリオン(ソルヴェーグ・ドマルタン)と結婚して娘も生まれていて、「天使の家」というピザハウスを開店している。残されていたカシエル(オットー・ザンダー)が今回、人間になるのだが‥‥。 「天使」の視点(つまりモノクロ)で描かれる前半は『ベルリン・天使の詩』と同様に「人々の心の声」が聞かれるのだが、今回は脚本にペーター・ハントケが加わっていないせいか、「詩的感慨」は少し薄いように思った(撮影もアンリ・アルカンではなく…
こちらのカテゴリー『キン肉マン/感想/考案/ネタバレ/疑問』では、このブログを書いている著者がキン肉マンに関する事を自分の視点で小ネタとして書いております。 作品のネタバレも含まれる場合もありますので、ネタバレを嫌な方はお気をつけください。 (単行本発売前の売上を削ぐネタバレ内容は書きません) キン肉マン完璧超人始祖編がスタートしたことで現在にキン肉マンが連載をしているというのを知り、キン肉マンを読み始めた方もいるかと思います。 しかし時間超人という新たな超人たちが登場し、初見で読んでいる方などは時間超人たちが何を目的として動いているのかわからないという方もいるとは思います。そこで今回は キン…
# 00010 なぜ私はドイツ観念論とマルクス主義、そして実存主義にかぶれていのか、整理してみたいと思う。 私が元々哲学に興味を持った最初のきっかけは、毛沢東主義を理解しようとしてのことだった。弱者のための理論を探し求めていた私は、歴史上で弱いほうが勝利した戦争を参考にしようとし、白羽の矢が立ったのが中国革命戦争及び抗日戦争だった。中国共産党という弱小の勢力が、国民党と大日本帝国という2つの敵に対してどのように戦ったのかを知りたかった。そしてその戦争を指揮するための理論を理解したかった。だから毛沢東の著作を読むことにした。最初に読んだのは『実践論・矛盾論』だった。 この著作にマルクスやレーニン…
1.ルポ 貧困大国アメリカ(堤未果) ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書 新赤版 1112) 作者:堤 未果 岩波書店 Amazon 結構昔の本なので、今どうなってんのかなとは思います。今も貧困エリアだと給食の内容がめちゃくちゃお粗末みたいなのは聞いたことあるんですが。 そう思うとやっぱ日本の給食すごい恵まれてますね… あとは社会インフラ削るとどんなことが起こったよ、みたいな反省と、貧困層がいかにして軍隊にリクルートされていくかというプロセスが端的に書かれていてわかりやすいです。 軍に入れば大学に行く資金を担保してくれるとか、なんだか日本でもそのうち起こりそうな話ですけれどね。 2.敗者が変え…
「precede」の語源。 www.etymonline.com early 15c., preceden, "lead the way; occur or exist before, go before in order of time," from Old French preceder and directly from Latin praecedere "to go before," from prae "before" (see pre-) + cedere "to go" (from PIE root *ked- "to go, yield"). Meaning "to walk …
ハイデガーの思想を理解するのは「難しく」「シビア」であり 「くそ重たい」 そして不十分な理解ではとんでもない曲解が生じる危険性を孕んでおり 理解不十分な私では書くべきではない…という前提で書いている。 ただ 今後の生にハイデガーは避けて通れないことは 随分前からわかっていた 「川のほとり」という 一人息子を失った後 川のほとりで妻を交え 夢に出てきた息子と語り合う物語を「筒井康隆」は書いた 物語の中で 夢を見ている筒井当人が「これは夢」だとわかっている それでも 夢が終わることを恐れてか 息子と対話を長引かせようとするが… ひとしきり話合った後 息子は笑顔で川のほとりを去っていく 夢の中の妻が…
ネタニヤフ首相、ガザで捕虜となった兵士全員の帰還を約束掲載日03/28/2024 (最終更新: 03/28/2024 at: 22:36) - 共に - ベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相は、ガザ地区への侵攻以来初めて、ガザ地区でレジスタンスに捕らえられた兵士の家族との面会で、兵士の返還を約束した。 ネタニヤフ首相は声明で、「(一時休戦中に)これまでに123人の拘束者を返しているので、残りの全員を返さざるを得ない」と述べた。 そして、「誰一人置き去りにするつもりはない。私は日夜それに取り組んでいる」と付け加えた。 ネタニヤフ首相は、「我々が行使してきた、そして今後も行使するであろう継続的な…
2019年05月04日記事 この連休でこの哲学者の名前を連発したために 少し真面目に調べなければならなくなった その感想を率直に述べると「難しくてよくわかんね。」であるが 私の生 仕事 様々な事に絡む 般若心経のような存在だと思い始めている 1 人物 マルティン・ハイデッガーとは19〜20世紀のドイツの哲学者です。哲学をはじめ現象学、形而上学、存在学などを中心に幅広く多岐に渡った研究をしており、その影響力は大きく、世界中の哲学者や思想家、精神科医にまで影響を与えています。そしてハイデガーの著書である「存在と時間」は20世紀最高の哲学書と称され、存在とは何かについて論じました。 2 悪魔祓い 近…