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孔子暗黒伝

(マンガ)
こうしあんこくでん

諸星大二郎の作品。古代の世界で孔子が真理を求めて悪戦苦闘する姿を軸に、釈迦だの老子だの多分ソ連の科学だの超古代のオーバーテクノロジーだの東南アジアの習俗だの日本の祭祀(諏訪の御柱祭 亀石)だのが絡む。「暗黒神話」と姉妹関係にある。白川静の「孔子伝」をネタ元にしているため、孔子は異端の術(まあ呪術っちゃ呪術)を修めて操る。掲載当時から暫く「子供が喰いつくもの」であった「中華三千年の歴史」と「NASAの科学力」ではなく「中国に昔あったロストテクノロジー」というテーマと、難しすぎる展開で、集英社の週刊少年ジャンプに掲載されていたものの、全二巻で終わりである その割に再発行しまくりではある。

 諸星の影響を受けている宮崎駿の作品「もののけ姫」にシシガミという神が出るが、この作品にも鹿神(シシガミ)という存在(一応麒麟に似る)が出る。なお「もののけ姫を読み解く」という批評で「もののけ〜のシシガミは 孔子暗黒伝の開明獣に似る」という指摘がある。

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