地震調査研究推進本部は、日本の地震調査研究を一元的に推進するため、地震防災対策特別措置法に基づき、政府の特別な機関として、設立されている機関。文部科学大臣を本部長とする。通称は、「地震本部」。 1995年7月設立。 地震防災対策の強化、特に地震による被害の軽減に資する地震調査研究の推進を基本的な目標としている。
1.南海トラフ地震の発生確率 政府の地震調査研究推進本部事務局のWebページ 「南海トラフで発生する地震」によれば、下記のとおりとなっております。 そして、詳細については、 「南海トラフの地震活動の長期評価(第二版)」に書かれています。 その中で、下記の表があり、南海トラフ地震の発生確率は、BPT分布を用いて計算されていることが分かります。 2.BPT分布とは BPT分布とは、Brownian Passage Time 分布の略で、逆ガウス分布、ワルド分布とも言われます。確率密度関数 は、下記のとおり表現される分布です。 BPT分布の確率密度関数 (記号の意味) :次の地震までの発生間隔(再現…
イスラエル報復 攻撃の連鎖を断つ時だ(2024年4月21日『北海道新聞』-「社説」) イラン中部の空軍基地周辺などが無人機で攻撃された。 先週のイランによる攻撃へのイスラエルの報復とみられる。ネタニヤフ首相は報復攻撃すると繰り返していた。ミサイルを発射したとの情報もある。 ただ、攻撃の規模は限定的で、イランをけん制することが狙いだったと言えよう。死傷者は出ておらず、イランは直ちに報復する計画はないとしている。 長年敵対している両国は中東の軍事大国だ。本格的な衝突に発展すれば中東全域が不安定化する。イスラエルの後ろ盾である米国も介入すれば、世界を巻き込む紛争にエスカレートする恐れがある。 双方は…
今週印象的なニュースは豊後水道を震源とする地震こひらも震度4でしたが時間も長く石川沖のニュースを思い出し恐怖の時間でした。 政府の地震調査研究推進本部によりますと今回の震源地を含む、安芸灘から伊予灘それに豊後水道にかけての地域では沈み込んでいるフィリピン海プレートの内部で、マグニチュード7前後の地震が繰り返し発生しているということらしいです。 今朝の地震速報みるとまだ余震が続いてる様子です。 個人的一週間は業務の谷間何か長く感じる時間を耐え忍ぶ。 今週の言葉は小説家の井上靖さん 「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」 不満爆発の人周りにも多いな自分の人生を好転させるのは不満ではなく自…
地震 17日に震度6弱の揺れを観測した愛媛県と高知県では、余震が相次ぎ、影響が続いています。影響や19日の動きをまとめました。 《愛媛県》 宇和島市のホール 天井の一部が崩落で使えず 震度5強の揺れを観測した愛媛県宇和島市では、音楽コンサートや演劇などの会場として使われるホールで天井の一部が崩れ落ち利用できなくなっています。宇和島市中央町の市立の南予文化会館は、およそ1400人が収容可能なホールを備え、音楽コンサートや演劇などの会場として使われ、地元の人たちから「なんぶん」の愛称で親しまれています。 18日朝、地震の被害状況を確認していた市の職員が、文化会館のホールで石こうでできた天井が幅30…
17日夜遅く、豊後水道を震源とする地震があり、愛媛県と高知県で震度6弱の 揺れを観測しました。この地震による津波はなく、気象庁は揺れの強かった地域では 今後1週間ほどは最大震度6弱程度の地震に注意するよう呼びかけています。 気象庁によりますと、愛媛県と高知県で震度6弱以上の揺れを観測したのは、 現在の震度階級が導入された1996年以降初めてです。 www3.nhk.or.jp 震度6弱 愛媛県愛南町と高知県宿毛市 気象庁によりますと17日午後11時14分ごろ、豊後水道の深さ39キロを 震源とするマグニチュード6・6の地震が発生しました。観測された揺れは 次のとおりです。 【震度6弱】愛媛県愛南…
日本は世界有数の火山大国ながら、観測や研究の体制は地震に比べて手薄だった。国は調査研究にあたる大学や自治体と連携を強化し、火山防災の向上に生かしてもらいたい。 政府は今月、「火山調査研究推進本部」を文部科学省に設置した。火山対策の強化を目的とする改正活火山法に基づく措置で、今後は研究や観測を一元的に統括する「司令塔」の役割を担う。 モデルとなったのは、1995年の阪神大震災を受けて発足した「地震調査研究推進本部」だ。全国の活断層を調査して危険度を評価するなどの成果を上げてきた。約30年遅れて、ようやく火山本部が発足した意義は大きい。 火山については、地震と異なり、これまで日本全体の調査研究を取…
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南海トラフ地震の発生確率は、時間予測モデルで計算されている。その考え方は、隆起量に基づく。2013年に30年以内に発生する確率が60%~70%とされた。2018年70%~80%に改定される。 2013年当時の地震調査研究推進本部の海溝型分科会の委員は、科学的に疑義があると指摘した。他の地域で使用している単純平均モデルだと20%程度となる。 しかし、防災関係者に受け入れられず。 時間予測モデルの依拠データは高知の室津港の海面からの深さの計測データを使っているが、計測した方法などが不明である。また、室津港は地震の度に隆起するので掘削を繰り返している。このためデータの信頼性が低い。 こうしたことを検…
2011年3月に発生した東日本大震災の津波などによる東京電力福島第1原発事故後、福島、宮城両県から兵庫県に避難した30世帯78人の住民が国と東電に損害賠償を求めた集団訴訟で、神戸地裁は東電に賠償を命じる一方、国の賠償責任を認めない判決を言い渡した。 各地で提訴された約30の同種訴訟では、4件の控訴審判決のうち3件で国の法的責任を認めていた。ところが22年6月に最高裁が国の責任を否定した後、下級審では同様の判断が続いている。 神戸地裁判決も、おおむね最高裁判決に沿った内容である。国民の生命と暮らしを守る責務を一民間企業に委ね、なぜ国が責任を負わないのか。違和感を禁じ得ない。 兵庫訴訟の原告らは、…
気象・地震 山口 福岡 長崎 熊本 中国 九州・沖縄 福岡市の市民総合防災訓練で、テントやエアベッドを組み立てる参加者ら=福岡市中央区で2024年3月2日、竹林静撮影 元日に発生し大きな被害を出した能登半島地震は、いつ襲われるか分からない大規模地震への備えの重要性を改めて示した。20日は福岡市などで震度6弱を観測し1人が死亡した2005年の福岡沖玄界地震から19年。かつて「地震が少ない」とされてきた九州・山口だが、16年4月には熊本地震も経験し、リスクと無縁でないことが共通認識となりつつある。各県で被害想定の見直しも進む。 マグニチュード(M)7・2の地震が発生し、震度6強を観測した――。今月…
<連載・能登から見る 3.11後の原発防災>㊦ ◆志賀原発から8キロ、使えなくなった港 水の澄んだ船着き場をのぞき込むと、海の底一面に黄土色の砂がたまっていた。水深は10センチほど。北陸電力志賀(しか)原発から約8キロ離れた石川県志賀町の領家(りょうけ)漁港を訪れた4日、漁師の室(むろ)順一郎さん(71)が海底隆起で一変した光景を眺めて落胆していた。「これでは船が接岸できず、港の機能が果たせない」 領家漁港の隆起について話す室順一郎さん。地震前は船が接岸していた場所は海底が見えるほど浅くなっていた=石川県志賀町で 能登半島地震は半島の広範囲で隆起をもたらし、輪島市の鹿磯(かいそ)漁港では海底が…
「何これ?」:臨終 「悲しむなかれ、嘆くなかれ、 私はかつてこの様に説いたではないか、 すべての愛するもの、好むものからも 分れ、離れ、異なるに至るという事を。」 (釈迦) 消えゆく者への悲しみ、 無常は変わらない。 【今日の思込】:あてにならないハザードマップ 熊本、北海道、能登半島…etc. 地震調査研究推進本部(文部省管轄)が 公表しているハザードマップがあてにならない件。 2024年1月1日、石川県能登半島で マグニチュード7.6、最大震度7の地震が…… 石川県内で2020年から30年内に マグニチュード6.5以上の揺れが起きる 確率は「0.1~3%未満」だったのに? (画像はネットか…
【図表】 房総半島沖で推定されるスロースリップの分布図(国土地理院提供) 房総半島の地殻変動(暫定)(国土地理院提供) 過去のスロースリップ現象による主な地震と震央を示す図(政府地震調査研究推進本部提供) スロースリップ現象による地震(スロー地震、一番下の図)を大地震(普通の地震、真ん中の図)や通常の状態(一番上の図)と比べた概念図(政府地震調査研究推進本部提供) スロースリップ現象発生帯付近の掘削調査の概念図(JAMSTEC提供) 日本列島周辺のプレート(政府地震調査研究推進本部提供) (政府地震調査研究推進本部提供) 出典: https://scienceportal.jst.go.jp/…
「時間予測モデル」で確率を算出することのデメリットが明記「30年以内に70~80%」とされる南海トラフ地震の発生確率を検討した政府の地震調査研究推進本部が、2013年の会議の資料に、算出に使った特別な計算式のデメリットを「科学的事実に反するおそれ」と明記しながら、それを伏せたまま確率を公表。 発生確率を報告書の最も目立つ「主文」で高い確率と低い確率を「両論併記」するかどうかを議論した。 文部科学省が提示した ①低確率も高確率も出す ②低確率は参考値にして、高確率を出す ③低確率は出さず、高確率だけを出す ④低確率は出さず高確率を参考値として出す 以上の4案が検討された。 結果、両論併記せず、高…
「30年以内に70〜80%」とされる南海トラフ地震の発生確率を検討した政府の地震調査研究推進本部(地震本部)が、2013年の会議の資料に、算出に使った特別な計算式のデメリットを「科学的事実に反するおそれ」と明記しながら、それを伏せたまま確率を公表していたことが分かった。地震本部の非公開資料で判明した。(小沢慧一) ◆「両論併記」も議論されたが… 13年に発生確率を検討した地震本部傘下の地震調査委員会側の会議では、地震学者の多くの委員たちが、算出に使った計算式「時間予測モデル」は「科学的問題がある」と採用に反対した。一方で全国基準の単純平均モデルを使うと確率が20%に落ちるため、地震本部は報告書…
どうも最近杉並区でも地震が多いです。 ん?なんか揺れてるな、と体感できるレベルの揺れで室内干しした洗濯物や蛍光灯の紐が揺れ動くものの本棚の本が落ちるような揺れではありません。 ただ数秒では終わらず数十秒ぐらい続く揺れで激しくはないものの何だか心配になってきます。 弱い揺れですぐおさまるんだったら特に気にも留めないんですけどね。 大きい揺れだったらすぐに外に出なければと思うものの多少の揺れなのでどうしたものかと迷ってしまいます。 そんな感じの揺れをここ2,3日ぐらい体感しているのですがこれらの地震の多くは千葉県沖で多い日で一日10回も地震が観測されているのだとか(アベマ記事「千葉で1日に10回の…