「6月解散」という言葉をちらほらと聞くようになった。このまま与党が補選で惨敗するようなことがあれば、首相は9月の総裁選で敗れるならばと、国会会期末にあわせて解散という賭けに出てもおかしくはない。 焦点のひとつになりそうなのは、おそらく少子化対策だろう。 そこで、私なりに理想的な政策を考えてみよう、と思ったのだが、その前に、少子高齢化が本当に問題なのか。これについて疑問に思ったので書き記してみたい。 私がいいたいのは、「人口が減ること自体は問題ではない」、要は「日本はそもそも人口が多すぎるのではないか」ということである。 よく、「ヨーロッパのような福祉を」などという高説を開陳するひとがいるが、欧…