妖精博士(フェアリードクター)であるリディアは父に会うため、相棒の妖精ニコと共にロンドンへ向かう船の中で、美貌の青年と出会う。 彼は伝説の青騎士伯爵、またの名を妖精国伯爵(アール・オブ・イブラゼル)の現当主、エドガー・アシェンバートと名乗り、代々青騎士伯爵家に伝わるメロウの宝剣を手に入れるため、リディアに力を貸して欲しいという。 巷で噂の強盗犯に似た容貌をしているエドガーと、彼に忠誠を誓い、彼のためなら殺人をも厭わないと言う従者レイヴン…。(公式サイト)
妖精博士(フェアリードクター)であるリディアは父に会うため、相棒の妖精ニコと共にロンドンへ向かう船の中で、美貌の青年と出会う。 彼は伝説の青騎士伯爵、またの名を妖精国伯爵(アール・オブ・イブラゼル)の現当主、エドガー・アシェンバートと名乗り、代々青騎士伯爵家に伝わるメロウの宝剣を手に入れるため、リディアに力を貸して欲しいという。 巷で噂の強盗犯に似た容貌をしているエドガーと、彼に忠誠を誓い、彼のためなら殺人をも厭わないと言う従者レイヴン…。
(公式サイト)
授業の終わりに図書館に行った。『伯爵と妖精』を借りにだ。貸出中だったものは、電子書籍で買って読んでしまった。後は図書館にあったから、先客を越して読めているわけだ。……よくよく考えたら、先客が可哀想だ。早めに読んで早めに返しておこう。妖精に関心があったから、以前に興味をもったちくま文庫の妖精図録みたいなものを借りてきた。昨日、妖精はほんとうにありそうなところがいいなんて分かったような口をきいていたけど、そんなわかりやすいものではないと思い知った。きっと、もっと複雑で独特だ。その土地やその土地で暮らしている人の伝承であって、私らみたいな日本人はへぇと感心しながら見ることしかできない。 だんだん学校…
一昨日くらいに書いた、自分のことをどこも信じられないという感覚。すべてそこに集約している気がして、私は私で信じられる自分をつくっていかなければならないのにできてないという気持ち悪さにとりつかれている。今すぐにでもこの世界のことを解釈し、考え尽くし、嘘偽りのない言葉で示していかなければならないような。嘘をついたらだめなのだ。そんなのは気取った私でしかなくて、他者のために格好をつけた何かでしかない。中身が伴わなくて気持ちが悪い。そんなものを「私」だと認識されるのも癪だし、なによりそんなふうに他者のまえで何かを演じてしまう自分のことが許せない。だから私には何も言えなくなるのだけど、何も言えないとわか…
再履修する科目で、また1年生の中に混じるのではないかと不安になっていたけど、1年生はかなり少なかった。ほとんどが留学生と他学年で、とくに気後れすることもなく(先生はあれ、と思うだろうけど)参加できた。まだ1回目だからというのもあるだろうけど面白かった。とりあえず、身構えなくてもいいようだ。 何気なく借りてみた『伯爵と妖精』(コバルト文庫)が面白くてハマっていて、一日が終わってこの本が読めることが楽しみでこの1週間を過ごしていた。6冊借りていたのを読み終わりそうだったので新たに借りに行ったら、まさかの先客がいたみたいで、いくら探してもなかった。全33巻だから、全部揃っていると思っていたのに。チェ…
名刺代わりの、という有名なタグがありますが、どうにも私は特定の数に絞るのが苦手なようで、自己紹介代わりに好きなファンタジー小説をずらっと並べさせてください。ほぼファンタジー小説しか読まないので、好きな小説=ファンタジー小説です。 <一般書>・図書館の魔女シリーズ(高田大介)・守り人シリーズ(上橋菜穂子)・十二国記シリーズ(小野不由美)・図書館戦争シリーズ(有川浩)・霧のむこうのふしぎな町(柏葉幸子) <ライトノベル>・デルフィニア戦記(茅田砂胡)・翼の帰る処 (妹尾ゆふ子)・Dクラッカーズ(あざの耕平)・ストレイト・ジャケット(榊一郎)・マルタ・サギーは探偵ですか?(野梨原花南)・一つの大陸の…
解説も見逃せない 以前にも書いたんですが、文庫の魅力は、巻末に、作者のあとがきや、作者以外の方の解説があることなんです。本作『思い出のとき修理します』は、物語自体が美しく、とても魅力的ですが、巻末に解説が書いてありまして、そちらもなかなか、面白いことが書かれていると思います。ああ、この気持ちを何って表現したらいいんだろう?こういうの何ていうんだっけ?読者は読みながら、心の中に沸き起こってくる感情を言葉に置き換えようとします。ですが、もう少しで出てきそうなんだけど、出てこない。けっこう、歯痒いことが多いんです。そんな微妙な表現とか、言い回しなんかを、うまく言い表すことができている解説者の方がいた…