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中沢啓治

(マンガ)
なかざわけいじ

漫画家。「はだしのゲン」「黒い雨にうたれて」などの原爆をテーマにした作品で知られる。



1939年3月14日広島市舟入本町に生まれる。1945年8月6日、6歳のとき神崎国民学校前で被爆。父、姉、弟を亡くしている。1954年江波中学卒業後看板屋に就職、働きながら漫画を学ぶ。


1961年上京し漫画家のアシスタントに。1963年「スパークI」で漫画家デビュー。1966年結婚。同年母の死をきっかけに原爆漫画を描き始める。1968年5月、原爆がテーマの「黒い雨にうたれて」を発表。1973年6月、代表作となる「はだしのゲン」を「週刊少年ジャンプ」で連載開始。1975年9月「はだしのゲン」戦後編を「市民」で発表。1976年には映画化されている。「はだしのゲン」は被爆した主人公が戦後の混乱にもまれながらたくましく生き抜く物語で、後に自伝的作品であることを明かしている。その後は埼玉県所沢市に。
白内障による視力低下やけんしょう炎に苦しみ、執筆活動を断念。2010年に肺がんが見つかってからは故郷の広島市で闘病生活を送っていた。
2012年12月19日、肺がんにより死去。

思想

左翼的だと批判されがちだが、彼の生い立ちからそういった思想に傾くことはやむを得ない部分もあり、また特定の国に肩入れしているニュアンスもない(アメリカを例にとると、原爆を落とした米軍に対し強い怒りを露わにする反面、被爆した米兵を憐れんだり、黒人差別を正面に描いている)ため、そういった批判は的外れという意見もある。


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