日本の神社神道系の宗教団体。創設者は深見東州。総本部は静岡県伊豆の国市にある。御親元素大御神、菊理姫大神、天照皇大御神などの八百萬の神々を崇敬している。
「宗教団体としての、弱者救済の立場に立った、慈悲慈愛の実行」「人道的見地に立った、会員や社会への対応」「社会良識に基づく誠実な対応」を3大スローガンとし、組織運営の根幹に置いている。
皇大神御社による、神社としての宗教活動のほか、全国各地の神社参拝、大祓神事、エンターテインメント的な要素が強い講演会、神人合一を目指した神法伝授、先祖供養や救霊、コンサートなどの芸術活動、チャリティーなどの慈善事業、広く国内外で行っている福祉活動や公益活動、神道研究等への援助活動等を行っている。
1996年12月、カンボジアのプノンペンにワールドメイトの資金提供と、カンボジア王国政府の土地提供により、シアヌーク病院(ワールドメイト カンボジア無料救急病院])が建設される。カンボジアでは20年近い内戦により、医師や設備が極度に不足しており、その現状に心を痛めた深見東州は、24時間無料診療の救急病院の必要性を感じ、建設を決意。呼びかけに応じた人々の協力により、近代的な病院を完成させ、「ホープ・ワールドワイド(Hope Worldwide)」(キリスト教系国際チャリティー組織)とともに共同で運営に当たっている。
プノンペン郊外にある、ワールドメイト未来の光孤児院(Future Light Orphanage of Worldmate)において、1996年から現在まで、毎年約300名の子供たちの支援を行っている。
深見東州はワールドメイトを代表し、クメール・ルージュによって虐殺された犠牲者の遺族3万世帯に、義捐金を渡す援助活動を行っている。1970年代後半、クメール・ルージュは知識層を中心に当時のカンボジア国民の半数(300万人)を虐殺したと言われており、被虐殺者の未亡人や子供たちは心にトラウマを持ち、最貧生活を送る者が多い。その中の2割の未亡人は身寄りや生活資金がないがゆえに寺院に居住し、僧侶の食べ残しで生活することを余儀なくされている者も多い。そのような社会的弱者を対象に、ワールドメイトはカンボジアの平均的年収の半分にあたる金銭と米を義捐金として寄付している。遺族への義捐金の寄付は、傷つき、生きる望みを失いかけた人々を励ます大きなメッセージになるものとして、代表の深見東州自らが手渡しで行い、義捐金を送るだけではない物心両面からの救済活動となっている。